林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

売名行為か、どうかの見分け方。(=^▽^=)、地方自治体等関係者必読記事。〔保存版〕

いつもありがとうございます。林雄介です。o(^▽^)o

陸前高田の松を京都の大文字焼き等に使う、使わないでもめていますね。個別のケースのコメントは控えさせていただきますが、一般論を書きます。

売名行為かどうかの見分け方ね、あと権威付けマジックの解説。まず、売名行為かどうかの見分け方は「相手に失うものがあるかどうか?」です。例えば、同じことを鳩山由紀夫さんが企画したら自治体は受入れてもいい。問題が起これば、鳩山由紀夫さんは元首相の地位、そういう経歴に傷がつくから。

正しいか正しくないかを見分けるのは難しい。だから、 企画者の失うものと得られる利益を、自治体はてんびんにかけて得られる利益が大きかったら疑った方がいい。例えば、公務員、自治体相手に私が変な企画をして問題が起こって報道されたら、過去の本は全部、絶版になりますよ、公務員相手の商売だから。つまり、相手の経歴、前例があるか?、知名度を総合判断して、失敗したときに企画者が致命的なダメージを受けるものなら検討すべきです。陸前高田の松なら、京都大学の教授と学生が企画していたら、相手は京都大学を背負っていますよ。

次に権威付けマジック。無名の人がやるやり方で、「著名人との関係を強調する」あとは「京都には陸前高田がOKしている」と持ちかけ、「陸前高田には京都かOKしている」と持ちかけ、マスコミに流す。これ、私が個人的に何回か騙されたことがある手口です。商売人がよくやるんですよ。AさんにはBさんの知り合いと強調して、BさんにはAさんの知り合いと強調して、Aさん、Bさんの間に入る仲介屋みたいなビジネス。売名行為をするときは、この方法がよく使われます。これは、失礼を承知でAさんに確認したり、他のAさんの知り合いを探すべきです。要するにピンハネ屋ですよ。たくさんいますよ、世の中に。

相手に失うものがあるか?、ピンハネ屋ではないか?、やたら政治家の名前が出てきたら要注意。この3点。

林雄介with,you。

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