林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

平河大河と行く靖国参拝1、もし首相、派生小説。(=^▽^=)林雄介著。

いつもありがとうございます。林雄介です。元ネタが自分のところにあると派生小説を無限に書けるという楽しみがあります。o(^▽^)o

登場人物がたくさんいますし、全員、本に載せていない設定が細かくありますから。

平河大河(ひらかわ、たいが)の朝は早い。九州出身の平河は議員宿舎を出ると、自転車で九段下まで軽快に走っていく。

今から、1数十年前、明治維新が起こった。明治維新で、富国強兵を推進した日本は、戦死者を祭るための鎮魂社を作った。大村益次郎等による鎮魂社はやがて日清、日露戦争の戦死者を英霊として祭る靖国神社となった。
県会議員から衆議院議員になった平河は、毎朝、靖国神社に参拝にくる。雨の日も風の日も。

平河は戦争を知らない戦後生まれだ。平河の両親も戦後生まれだ。今の日本の政財界に戦争を知っている世代はいない。だからこそ、靖国神社を風化させてはいけないと思う。

平河は、欧米からの賓客があると靖国神社に連れて行く。平河は流暢な英語で靖国神社の説明をする。
先日は、在日米軍の大佐と靖国神社を参拝した。
平成時代、首相の靖国公式参拝が議論されたこともあったが、靖国神社は歴史の遺物として風化しつつあった。

先日、平河と靖国神社を訪れた太平洋艦隊のリチャード大佐に平河は尋ねた。
平河「あなた方、アメリカ軍と戦った日本人を祭る神社に参拝することに大佐は抵抗はないのか?」リチャード大佐は怪訝そうな顔で訪ね返した。
「戦争をした時間より、同盟国として過ごした時間の方が長い。同盟国の戦死者に儀礼を尽くすことは、軍人として当たり前のことではないのか?」
リチャード大佐は続けた。
「逆に、質問したいが、ミスター平河は流暢に英語を話す。平河の英語力は、日本人の国会議員でも優秀だ。なぜ、太平洋戦争を戦った我が国の言語を熱心にタイガは学ぶのか?」
平河「戦争は、相互理解ができなくなった時に起きる。ゆえに、私は貴国の文化、宗教を学んだ上で、貴国にも日本文化を理解して貰いたいと思う。日本文化には、日本文化の良さがあり、アメリカ文化にはアメリカ文化の良さがある。どちかが一方的に優れているという排他的な精神が、文明文化の衝突を生み出すのではないのか?。ただ、日本文化は欧米の哲学や理論体系とは異なるロジックもある。私は、日本人ゆえに日本文化に誇りを持っている。それは、大佐が合衆国民であることに誇りを持っていることと同じと考える。しかし、相互に対話がなければ、排他的な国民性になる。」

リチャード大佐「タイガが、日本でも指折りの国際人だと多くの合衆国民は考えている。」

平河「日本では時代遅れのファシズムと言われているがね。」

リチャード「それは、日本人が文明文化の相互理解が頭ではわかっても体感できていないからであろう。」


平河は、今日も靖国神社参拝をすますと国会に向かった。

林雄介with,you。

「次回、城川れいなのバストアップ大作戦」

(元ネタ↓)
「もしも国民が首相を選んだら」(マガジンランド社)

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