林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

地下鉄サリン事件について。

いつもありがとうございます。林雄介です。

まず、1995年、私は東京にいました。

次に、狙われたのは職場の霞が関です。
滝川弁護士は、死刑反対者でしたが、坂本弁護士殺害事件以降、死刑反対を取りやめました。オウム真理教に殺害されかけた江川祥子さんは死刑反対者です。

状況によっては、私が被害者になりえたという点で、オウム真理教事件は、絶対に許されざる事件と考えますが、法治国家として公平、中立な裁判が保障される必要はあります。

私はオウム真理教を擁護するつもりはありませんが、裁判所や警察、官公庁をターゲットにした極めて悪質な「国家と公務員」に対する挑戦である以上、受けて立つべきです。しかし、日本の法治国家を擁護するために、国家と公務員に対するテロリストとはいえ、公平、中立な裁判は保障しなければいけないと思うのです。(過激派でも、警察に攻撃はしても霞が関全体、農水省環境省までは攻撃していません。)そういう意味では、戦国日本で唯一、霞が関全体にサリンをまいたのはオウム真理教だけです。

で、松本でサリンをまいていますから、教団施設がある警察本部はターゲットになりえましたよ、警察官宿舎とか…。

警察官、自衛隊、特定の職種ではなく「公務員」という大きな枠組みに対してテロ行為を行ったのはオウム真理教しかありません。そのことは、公務員としてけして忘れるべきではありません。トップではなく、一般職を狙いましたからね。
オウム真理教事件は、被害者感情がある程度以上は共感せざるをえないのです。時期によっては、私自身や私の大切な人が被害者になった可能性が高い事件だから。私自身だけなら諦めますが、霞が関全体がターゲットですから、時間帯(霞が関は9時半始業)によっては同僚、友人、恋人、上司が死んでいた可能性がある…。

林雄介with,you。

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