林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

脱法ハーブ規制は無理。o(^▽^)o脱法ドラッグ、日常品でトリップできる悪循環。

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いつもありがとうございます。林雄介です。o(^▽^)o

厚生労働省の調査で、アダルトショップ等で脱法ハーブが多数販売されていることがわかりました。抜き取り調査みたいなものですが販売されている脱法ハーブの9割以上が規制薬物です。

ただ、脱法ハーブ、脱法ドラッグは勘違いされるこてが多いのですが、服用目的で販売すれば摘発できるんですね。2つの問題点。単純所持を禁止できない工業製品等に利用される成分は鑑賞用として販売されています。服用を販売者が奨めなければ摘発できません。次に工業製品等に利用されていない成分、いわゆる脱法ハーブ類は、規制をしても、トリップというか、その手の成分はたくさんあります。いたちごっこなんですよ。海外産ペット規制の話で書いたんですが、何々を禁止するという列挙方式はいたちごっこなんです。何々以外は認めないというのが、規制のかけ方なんです。しかし、鑑賞用にプラモデル用のシンナーを販売したり、薬事法にひっかからない、例えば、毒キノコ(マジックマッシュルーム)でも鑑賞用に売られたら規制できないんですよ。風邪薬のがぶ飲みが社会問題になったことがあります。アスピリンでも酒と飲むとハイになるらしい(NHKのドラマで昔やっていました。)

やったら犯罪ですが、市販の風邪薬や漢方薬から、麻薬成分を精製できますよ。脱法ハーブも食品や鑑賞用ですし、日常的に入手可能なものだから、法規制が難しいんですよ。花屋が規制対象になる。
脱法ハーブ規制で、本物の覚せい剤や大麻等の違法薬物に手を出されても困りますし…。あとは、お香みたいなもの、アロマはアルコールや別の何かで脱法ハーブになりますから、客が勝手に混ぜたら同じことですし。あとは、医療や化学、毒キノコや野草の本も参考資料になるし。ジャガイモの芽も毒物ですから、やり方によってはトリップできるかもしれませんし…。トリップだけなら風邪薬でできますし。脱法ハーブ、脱法ドラッグ規制は、難しいんですよ。

林雄介with,you。

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