林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

東日本大震災3.11は天誅の自民党、河村建夫議員(選対局長)の失言暴言。被災者逆なで。天誅の仕組み。

いつもありがとうございます。林雄介です。

維新の会の橋下徹さんが女性スキャンダル発覚、民主党分裂で自民党に風が吹き始めたら、選対局長(選対本部長は谷垣総裁なので事実上の選対責任者)の河村建夫麻生内閣官房長官慶應商学部)が、シーシェパード並みの「3.11(東日本大震災)は、民主党政権への天誅」失言をやっちゃいました。週刊文春橋下徹さんの女性スキャンダルを流した議員がいるならば、「せっかく、橋下と小沢の足を引っ張ってんのに、なに考えてんだ?」と怒り心頭なことでしょう。政治に関わらず、やったら、やったことが返ってくるんですが、これは善悪を越えた働きです。

天誅について、考えてみたいと思います。まず、河村建夫氏やシーシェパードがいうように東日本大震災が天誅だったと仮定します。その場合の「天」とは何なのか?これを考える必要があるんですね。なぜ、東日本大震災が天誅なのか?なんです。被災者の心情を逆なでるとか、そういうこと以前に、民主党政権に問題があるなら、民主党本部が火事になるとかいきなり落雷で菅直人総理が死ぬとか、民主党の議員総会中にホテルが倒壊したら天誅かもしれません。東日本大震災民主党がダメージを受けていないんですよ。ここに、天誅に対する誤解があります。例えば、菅原道真は死後、御所にピンポイント爆撃(落雷)で政敵が死んでいます。怨霊信仰、基本的にピンポイントで攻撃しているんですね、歴史上。ですから、民主党政権への天誅なら、民主党そのものを崩壊させます。大多数の国民を巻き込む形での自然災害的な天誅は前例がありません。モーゼの出エジプトの時に、エジプト人の新生児をヤーベが皆殺しにしていますが、実際は疫病でしょう。天誅を加える、特に無差別系ような存在は神になれません。天罰もない。神社や寺を焼かれたら、「残念じゃのう」と天に
戻れるキャラじゃないと神や仏になれないんですよ…。天の裁きもありますよ。ただ、天の裁きはタイムラグがあって「やったことがそのまま返ってくる」のが天の裁きで善悪を越えているんですよ。
ですから、東日本大震災は天誅ではないと思います。河村建夫議員の失言批判より、そもそも「天」とは何なのかという鳩山由紀夫的解説をさせていただきました。

林雄介with,you。

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