林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

大津市いじめ事件、被害者遺族に面会して謝罪した越直美市長の行政手腕とこれからのいじめ事件の進展。

いつもありがとうございます。林雄介です。

本日、大津市長の越直美さんが、大津市いじめ事件の被害者遺族に大津市役所で喪服で面談し、市長として正式に謝罪をされました。市長は、「ご遺族への謝罪が出発点」と記者会見で語りました。

予想される今後の展開を書きます。
大津市のいじめ真相究明委員会が、いじめと断定して和解金を支払った場合(当然、市長は減給処分)、大津市側との単独和解の可能性はありますので、可能性としてご了承下さい。ただし、大津市教育委員会の沢村憲次教育長(市長の説得次第)と皇子山中学校の藤本一夫校長(たぶん、問題ない)が、「話をこじらせなければです。」
市長は、和解で調整ができたと思います。教育委員会が、ゴネた場合に、解任できるのか?と、教育長が市側と訴訟(地位保全等)をはじめたりして。やり方はあることはあります。教育長と校長の一時更迭。具体的には閉職に飛ばして、和解後に市の理事か何かにして退職させたら、退職金が減らない。ただし、国は大臣が変わるからできるんですが(次官に人事権あるし)、自治体だと、次の選挙で首長が不利になるから、見せしめ更迭後、ほとぼりがさめたら、復権は難しいと。大津市の一番ランクが上の天下り先って、財団か何かの理事長?でしょうか。両刃の剣(マスコミが大騒ぎする)ですが、関係者(教育長)とかをそこに天下りさせちゃうか…。市長は謝罪しても辞職するわけじゃないから、教育長を更迭すると教育長とかが暴走して、「和解不可能なレベルに遺族の不信感を持たせられますよ」、更迭後に、「あれはいじめじゃない」とマスコミに言いまくればいいから。

加害者とだけの裁判なら、カンパいるかな?。大津市が和解しちゃったら、ただの民事裁判ですが…。(カンパも揉める可能性あります。)世論はいきなり変わるから怖い…。今後、カンパされる方は上記の可能性もご考慮にいれお願いいたします。市と遺族は争わない。ただし、加害者と教育委員会はわかりません…。
林雄介with,you。

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