林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

村木厚子厚生労働省社会擁護局長冤罪事件に思う。検察庁は露骨な学歴差別があるんじゃないのか?。

いつもありがとうございます。林雄介です。

検察庁の思い込みからスタートした霞が関を揺るがす大冤罪事件の被害者である村木厚子氏が厚生労働省の局長に復帰しました。
村木厚子氏の無罪については、逮捕時から多くの退官官僚が主張してきました。
かなり、逃げ足の早い保身的な元官僚も無罪主張をしてきたわけです。理由は簡単です。前田検察官をはじめとする地検は、村木局長の公印をノンキャリの犯人が独りで押せるわけがないという先入観だけで証拠ねつ造までしたわけです。

では、なぜこのような先入観が生まれたか?まず、前田恒彦被告は広島大学、佐賀元明被告は専修大学出身です。で、法務省の勤務経験がない本流ではないんですね。これ東大、京大なら、同級生が霞が関にいて霞が関の実情がわかったはずなんですよ。

課長公印は課長が管理していない。なくされると困るから、庶務で管理していますよ。大臣公印なんか職員なら誰でも押せるし、大臣は大臣公印を見たことがないはずです。

で、検察官は法務省勤務組の本流と地検をまわす本流外がいるんですよ。霞が関学歴差別はない。次官は無理でも上級職採用なら局長まではそれなりに働けばいけますよ。警視総監も日大卒いますよ。警察庁長官は東大しかいないけど。で東大卒が全員次官になれるわけでなし、そういう意味では本省の局長までなら学歴差別がない。検察庁は、本省にすら呼ばないから、おかしな先入観を佐賀元明被告や前田恒彦氏に与えたと思うんですね。
法務省法務大臣告知を出しますから、法務省だけ公印管理が他省庁より厳しいはずはないんですよ。大臣告知を法務大臣に捺させるわけはありませんから。死刑執行書も大臣が署名はしても印は捺さないはずです。であれば、法務省組が担当していたら冤罪事件が起きたか謎です。

林雄介with,you。

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