いつもありがとうございます。林雄介です。
東京青年会議所は、日本でも有数の社会的影響力がある公益社団法人です。11月27日に、東京都知事選の公開討論会を立候補表明をした4候補で行いました。
しかし、東京都知事選には、マック赤坂氏ら数名の泡沫候補が立候補表明をしています。
私は、立候補表明をしている候補者を全て呼ばない公開討論会は、公職選挙法が禁止する事前運動にさえなりうると考えています。
公益社団法人とは、社会に対する公益性を求められる組織です。議会民主主義は公平な選挙によって保障されています。
しかし、公益社団法人である東京青年会議所はあえて、東京都知事選の候補者を4名に絞り主要候補者としました。これは、議会民主主義が保障する平等な選挙の原則に反するものです。
公開討論会はリンカーンフォーラム等も行っていますが、主要候補者という名のもとで泡沫候補を招待しません。これは、世論操作以外の何ものでもありません。
もし、主催団体が民間団体であれば問題ありませんが、公益社団法人が泡沫候補の締め出しをやることは道義的な問題があると考えます。
招かれなかった候補は主要候補者ではないということになります。一市民団体ではなく社会的影響力がある東京青年会議所が開催した公開討論会で、主要候補者の選別をすれば、マスコミは招待された4候補を主要候補者と報道します。
これを、公益社団法人がやっていいのか?と私は考えます。
運用面から考えれば、主要政党等の候補者や著名人を公開討論会に呼ぶのは致し方ないことです。しかし、青臭い議論と思われるでしょうが、公益社団法人の社会的影響力、社会的意義を考えると、泡沫候補の締め出し的な公開討論会は議会民主主義に反するものであると考えざるを得ないのです。
大変、遺憾に思います。
林雄介with,you。
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