林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

大分県の覆面市議会議員について。

コメントするのもバカバカしいことですが、民主主義というのは「正しいか?正しくないか?」を問題にはしていません。
当選させた以上、どんな議員であっても、活動の自由があるのです。
だから、ちゃんと選べといってるのです。

そして、ちゃんと国民が選ぶためには、選ぶための能力が必要だと言っているのです。

小泉郵政選挙民主党政権交代、維新でまったく学習していないのが悲しい限りです。
 
覆面レスラーが当選したのなら、それは大分市民の民意なのです。もし、問題があると大分市民が思うのならばリコールしたらいいのです。

これが、民主主義の最大の欠点であり、プラトンが「民主主義なんかやめろ」といっている理由です。ギリシア最大の哲学者であり、プラトンの恩師であるソクラテス陪審員裁判で死刑にされたので、「バカなギリシア市民にに参政権を与えるな」とプラトンは言っているのです。

政治家=選んだ有権者の知的レベルの平均値なんです。つまり、大分市民の平均値は覆面レスラーなんですよ。
ですから、政治家を改善するには国民の知的レベルの平均値をあげるしかないのです。

アメリカは格差社会です。その国で大統領になったというのことは、オバマはそんなに賢くないということです。
格差社会になって、一番、困るのは読者の皆さんですよ。
多数決をやったら、インテリとインテリ以外で多数決をやったら、インテリの皆さんは絶対に多数決に負けますよ。二極化させたら、9割以上の人は下の部類にいく。
だいたい、地方国公立大学以上の学歴の人って日本の総人口の5%から10%ですよね。日東駒専までいれても15%にいかないですよ。日東駒専以下の読者はいないという前提で本を書いています。意外と専修が多い。法政も多い。これは大変ありがたいことです。

日東駒専って、日本人口のトータルからみたらエリートですよ。大学進学率が50%。その中で、日東駒専って上位ですよ。
偏差値45ってヒクイト思うでしょう?Fランクって笑うでしょう?
Fランクの大学の学長に言われましたけどね、「日本人の平均」ってこれ以下ですからね、怖いですよと。

学問の振興という地味な方法でしか、政治を改善改革はできないんですよ。

林雄介。