林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

林雄介と一緒に勉強しませんか?、ニッポンの農業、1章2。8月17日。

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いつもありがとうございます。林雄介です。(=^▽^=)

バイオ燃料も世界的な食料不足の原因なんです。農産物を、トウモロコシやサトウキビをバイオ燃料に加工して販売すると、家畜の餌や食料として売るより、儲かる。ですから、地球温暖化防止の二酸化炭素削減でバイオ燃料がブラジルやアメリカで大規模に作られているんです。
また、人口増加でこの30年で地球上の人間1人あたりの農地面積は40%減っています。だいたい14億ヘクタールが世界の耕地面積の限界なんですが、1960年から耕地可能面積は変わっていない、むしろ砂漠化等で食べ物を作れる土地は減っているんですよ。
ちなみに、世界中の人間が家畜を食べずに、穀物、米や小麦やトウモロコシをそのまま食べれば、100億人分の食料を地球で作れるんです。ちなみに、食料自給率100%の日本の食卓、これは、1日にご飯2杯、焼き芋3本、りんご4分の1切れ、魚1切れ。味噌汁2日に1杯。たまご7日に1個。食肉は9日に1回。輸入をしないとやはり戦争中みたいな食糧難にはなるんです。

最後に、飢餓とはなんなんなのか?これは、アフリカのエチオピア飢饉がわかりやすいケースです。工業地帯が、農村地帯の食料を買い上げて農民が飢え死にするんです。江戸時代も東北の米を江戸が買い入れて、飢饉になると農村が一番被害が大きいんです。
つまり、貧しい国、貧乏人が食べるものがなくなって死んでいく、これが飢餓なんですが、お金を稼ぐために日本は自動車や家電やITを作る。これは間違ったやり方ではないんです。
飢餓で、農産物を買い占められて農民が死んでいくから。

あと、貧しい国、アフリカなんかで人口が増え続けていく理由なんですが、娯楽がないからHしているとか、そういう理由じゃないんですよ。年金みたいな社会保障がないから、親の老後保障のために子供をつくる。そして、子供は労働力なんです。先進国は、子育てに教育費とかかかりますから、子供は増えないんです。教育をしないから、生産手段、労働力として子供を作っちゃうんですよ。

開発途上国の人口増加は教育の振興、経済成長、社会保障の3点セットでやらないと無理なんですよ。

林雄介with,you。

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