いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)
戦後、日本は失業者が溢れ失業対策が急務となりました。東畑教授らは、働ける人間が全員働ける仕組みとして全部雇用という概念を産み出しました。しかし、１９６０年、日本は高度経済成長に突入し、失業率は低下、以後、失業率低下政策の研究は日本の経済学会の主流からは消滅します。
１９８０年代、米国ではドーリンジャー・ピオリーによる内部労働市場、外部労働市場の研究が発表されます。ホワイトカラーのようなエリートは正社員として昇進していく（日本型と同じ）、それ以外は昇給昇進はなく、マイノリティ、学生、主婦による低賃金労働によってアメリカの労働市場が成り立っているという研究です。今の日本の正規雇用、非正規雇用と同じですよ。というか、内部労働市場論を根拠に小泉改革で格差社会が２０１０年に出来上がると予測し反対活動をしていたのです。
移民や外国人労働者受け入れ反対も、内部労働市場論では白人以外の有色人種や移民が低賃金労働の受け皿になっているから反対しているのです。ＴＰＰも反対。ＴＰＰを受け入れられない理由は、２点。ＴＰＰの本家のアメリカが社会保障がめちゃくちゃ、超格差社会、格差社会の固定化を持ち込まれたら日本人が不幸になる。
なぜか最近、私の一部原動を政治的に歪曲して、民族差別主義者にしたい方々がおられるようですが、「だったら一緒に世界政府を樹立しましょうよ。」私は最低でも大学時代から世界政府を樹立すると言ってるんだから世界政府になれば民族なんかなくなりますから、差別主義者と批判する方々にこそむしろ世界政府樹立にご協力頂きたい。
現在、ＥＵでは民族主義が台頭している。アジアも仲が悪い。これは国内経済が悪い。多国籍企業だけが儲かる仕組みなんですよ。しかし、反グローバリズムや共産主義では格差是正は無理なんです。
自由主義経済で、格差是正をやらないと働かない人間が出てくる。働かない人間の研究をした結果、結果平等は絶対に保障したらダメなんです。格差がつく社会で、格差がつかないようにするしかない。この唯一の方法が教育費無償化、博士号まで義務化、世界同一労働同一賃金。勤労、勤勉、勤学の義務化というより強制。
欧米は、職業訓練をやる。１０代で適性がない子供は職人にする。これは大衆政治になるから、職人も博士号を取らせて職人にしなきゃダメなんです。
賃金の上限は、宗教的博愛心で上限を作らせてもらう。で、無神論者だけ上限なし。ただし、無神論者の宗教活動を禁止する世界憲法を作ります。葬式禁止、神社や教会等への立ち入り禁止。
最高年収１億円、生涯賃金１０億円、一族総生涯賃金１００億円を目安に大まかに格差がなくなるまで、自粛していただく。ただし、法規制ではなく宗教規制です。世界中のあらゆる宗教で助け合いと博愛を説いていない宗教はないから、宗教を信じるなら自粛規制にしたがってもらう。本当は、前世の徳もあるし、弱肉強食の仕組みを作ったのは神様だから、宗教規制はおかしいんですよ。しかし、道徳心で自粛していただく、あと宗教家の贅沢禁止令。
話が飛びましたが、世界政府も格差是正も仕組みを変えても無理なんです。人間が変わらないと。人間が変わったら、どんな仕組みでもうまくいくんですよ。
理想主義と現実主義を融合させたら、矛盾なんかたくさん出てきますよ。理想主義だと実現不可能。現実主義だといい社会にならない。だったら、高い理想を掲げて、方法論は現実主義でいくと。
人類救済以外の理想なんかありませんよ。正確には、１千年後までの人類救済。とりあえず１千年間は人類がすべて幸せに暮らせる社会にしましょうというのを人類共有の目標設定にして、皆さんで日々、精進努力したら数十年で達成できますよ。
人類救済は、人類全員の意識が変わって、具体的に努力したら数十年で達成できますよ。意識が変わっても行動がなかったら何万年かけても人類救済なんか無理です。人類救済とは自分を幸せにして、家族を幸せにして、社会を幸せにして、社会の延長に人類がいるんです。自分だけの幸せを目指すから足の引っ張りあいをするし、自己犠牲もダメなんです。誰かが犠牲になったら、その誰かを救えないから。
全部雇用の話が飛びましたが、全部雇用も突き詰めていけば世界同一労働同一賃金でしか達成できない。賃金が安い国にシフトするから。
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