林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

読者層の変化。

2000年ごろから、東大・京大が地方公務員を受け始めた。その人たちが、私の本のメイン読者だったんだけど、最近売れていない。

で、調べたら、地方公務員から、さらに公益法人特殊法人のようなところに東大・京大・早慶が流れている。

まず、公務員自体が減っていること。次に、橋下徹のようなへんな市長や政治家が増えたから、「ゆとり」というより「達観世代、さとり世代」は、より安全そうな公益系の仕事にシフトしていると。ですから、また、読者層が変わってきたんです。つまり、公務員向けだけだと対応できないんですね。

上はやめていくから。超安定志向の人たち向けのメッセージに変えていかないと、「母体の公務員が減っている。また、私の読者層がかわっているので、それに対応していかないといけない。」

1通1000円ぐらいのお手軽メール相談みたいなものにシフトしていかないといけないのかも?しれない。

これは、手塚治虫さんのような学童もの、毎年、読者の入れ替わりがある漫画家の宿命だったんですが、今は、漫画を読み続けるから、読者の入れ替わり問題は減っているんです。

今後は、簡単に、文字数を減らして、という、ツイッターを本にしたようなものがメインになるのかもしれません。「さとり世代」の次は、「脱ゆとり世代」が来る。脱ゆとり世代は、価値観が私達とそんなにはかわらないから、元に戻す。どうしても、世代交代に対応していかないと、続かないんですよね。

はやし。