林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

走れよメロス。

去年かな、自由研究で「メロスは走ってなかった」という研究をした中学生がいて、表彰されたと。

ただ、走る話じゃないんですよね、メロス。

もともと、歩いて戻れる距離だから、メロスも友人も王も、戻ってくるという約束をしたんです。「全力疾走で帰らなきゃいけない距離なら、約束しなかったと思う。」

で、太宰作品ですよ。「人間失格」バージョンなら、メロス戻らないですよ・・・。メロス、途中で戻ろうか、悩むし。

1、歩けば戻れる距離だった。

2、ところが、盗賊の発生イベントなどで、歩いて戻れば、「間に合わない」ことがわかった。
そこで、メロスは「もしも、間に合わなくても、想定外のイベントが発生したから仕方ないよね。」という友への裏切りを当然、考える。(太宰作品だから。)

3、それでも、メロスは、最終的に「ぎりぎり間に合わせるために、最後は走った。」メインここなんで、走る予定なし。

ちなみに、三国志版メロスならば、「関羽の容赦ない攻撃、張飛大暴れ」シラクサに暴虐な王がいると聞いた孔明は、「関羽を派遣し、攻略を命じた。」南蛮王もうかく的な立ち位置ですかね?

シラクサの王様って、最後、毒殺されるんですが(モデルの人)、最大動員兵力が1千人から2千人なので、張飛1人で勝てる数ですよ。

はやし。