林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

林雄介と読書会、中級編は「ニッポンの農業」7月。

ニッポンの農業はいろんな読み方ができますが、人類愛とキリストの隣人愛の違い。

私は隣人愛は小さい。人類(マクロ)→隣人(ミクロ)なんです。マザーテレサは隣人愛。ガンジーは人類愛。モーゼは人類愛。イエスは隣人愛。
人類愛は、愛を向ける対象が人類全てだからイメージしづらい。もうひとつは時間がかかる。アフリカの救済は、何十年もかけて、学校と仕事を作らないとできない。

困っている人に魚を与えるのが隣人愛。困っている人に魚を与えて、魚の釣りかたを教えるのが人類愛。隣人愛はお金がいるんですが、人類愛はお金も知恵もいる。で、人類愛がないと、争いの芽を摘めない。

韓国は朱子学そのものを一回、完全否定しないと救済不可能。人類愛は、国を潰して1からスタートさせることもありますよ。日本が経済大国になれたのは太平洋戦争で華族を廃止して、農地解放して、平等思想を広めたからです。太平洋戦争の敗戦がなきゃ、経済大国にはなれなかった。しかし何百万も死んでますよね?。人類愛は非情なところがあるから、智恵がないと、理解できない。
はやし。