林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

医師と弁護士。香山リカと橋下徹。(*^_^*)

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

官僚は、自分があったらダメな職業だから、自分の意見を主張したかったら退官しなきゃいけないんですよ。

橋下徹、少年が殺人事件起こした時の弁護人の懲戒請求を煽った。これは弁護人が絶対にやったらダメなことです。正木ひろしさんだったかな、戦前、戦後の冤罪事件の刑事弁護人で記者会見やったり、本出したりして世論を巻き込む裁判にするという手法を編み出した人なんですが、福島みずほ慰安婦裁判みたいに、裁判より世論扇動みたいな手法に変わっちゃったんですね。正木さんは、事件簿を数十巻出していて新宿中央図書館にありましたから、大学時代に全部読みました。

香山リカさん、臨床医なんだけど、沖縄で左翼が機動隊に罵声を浴びせる行為で、PTSDは起きないとツイートしました。これは臨床医が言ったらダメなんですよ。

日本は、国民皆健康保険で、医師の治療が保障されています。医師は正当な理由なく診療を拒否することはできません。香山さんは、現職の臨床医だから、じゃあ、ネトウヨきたら見ないとか、機動隊の診療拒否することは医師法違反なんです。

橋下徹さんも、香山リカさんも、職業上の倫理的な責任を無視している。これはよくない。

高須クリニックは、自由診療の美容整形だから、治療義務ないです。治療義務ないというより、治療できないですから。自由診療は、イデオロギーでは拒否することはできません。ただし、金額的に拒否することは可能です。美容整形に500万かかるとして、支払い能力がある人間が左翼だから、右翼だからという理由で整形拒否することはできません。

香山リカさんは、健康保険適用の医師ですから、機動隊の患者、自衛隊の患者の診療拒否することは医師法違反になります。冷やかしできた患者を拒否することは可能ですが、本当に鬱やPTSDになった自衛隊や機動隊、右翼が診療希望をした場合、拒否することはできません。

ロースクール以降、弁護人の質が低下していますが、当番弁護士の9条の会の弁護士が在特会の弁護拒否できないですよ。イデオロギー的に敵対関係にあるという理由で、逮捕された在特会のメンバーの当番弁護士になってから、速やかに別の弁護士を紹介して、弁護拒否することは可能ですが、弁護士というのは、やくざだろうが右翼だろうが過激派だろうが、オウム真理教だろうが、弁護する義務があるんですよ。(弁護拒否は可能。裁判所が強制的に国選弁護人に指名した場合は、弁護義務が発生する)。

学校の教師も、学校内でイデオロギー教育をやったら懲戒理由になりますよ。学校外で政治活動する自由はありますが、義務教育で生徒にイデオロギー教育やったら懲戒理由になりますよ。

職業上の倫理観の知識がない人が増えた気がします。

林雄介with,you。