林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

千日回峰行は荒行ではない。

千日回峰行は、1日に30キロ、お寺なんかを回るんですが、江戸時代の旅人の平均移動距離は30~40キロ。大名行列は50キロ~60キロ(参勤交代は日数制限がないため、人数を減らさずに費用をおさえるには移動距離を増やすしかない)。
千日回峰行は基本は30キロ。途中で80キロルートが加わるんですよ。基本は30キロ。

これ荒行じゃなくて、京都から出れない高僧が市民の平穏を祈るためにはじめたんじゃないですか?。距離的に不可能な参拝ルートじゃないんですよ。途中で、荒行に変えたから、断念する人が出てきただけで、本来は、市民の幸せを祈るために京都中の寺院を回っていただけなんじゃないですかね?。

はやし。