林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

善人が善人でいるためには、悪人以上に悪人である必要がある。o(^▽^)o

いつもありがとうございます。林雄介です。o(^▽^)o

善人が増えるのはよいことですが、日本から悪人がいなくなって、善人ばかりになったら、中国やアメリカやロシアや海外の悪人に日本がやられます。必ずしも、悪人を責められないのです。悪人をなくすなら世界を単位でなくす必要があります。

また、善悪は相対的で、パーセンテージの問題ですから、51%善で49%悪なら問題ないんです。51%悪で49%善になるのが問題なのです。

善人は、簡単に悪人に騙されますから、本当に善人でいたいなら、悪人より悪知恵が働いて、悪人より悪に詳しくて悪いことをやらないのが正しい善人です。

善人が善人でいるためには、善の心も大切ですよ。しかし、それ以上に悪人以上に悪巧みや悪知恵が働かなかったら悪人に善人が淘汰されます。正義だから勝つことはない。正義に加えるに知恵がなかったら、中途半端な善人は悪人に淘汰されます。ですから、社会全体をよくしよう、世の中をよくしようと思ったら、悪人以上に悪知恵が働かないといけない。

しかし、じゃあ、悪知恵で悪と戦うとして正義の基準をどこに置くかなんですね。自分に正義の基準を置いたら悪人です。楠木正成は正当な天皇制に正義の基準をおきました。孔子は仁や義や礼に正義の基準をおきました。しかし、国や宗教やイデオロギーに正義の基準をおくと戦争になるんですよ。ですから、国にも正義の基準をおかない。自分を含めた70億人全体に正義の基準を置くことでのみ、世界全体の平和と正義が実現されるのです。これを、「私はみんな幸せ」と平たく表現していますが細かくいえば、みんなとは自分を含む70億人の人類です。みんなが幸せになるように試行錯誤していくことが、正義の実現でもあるのです。

林雄介with,you。

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