林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

因果応報のこと。(=^▽^=)

いつもありがとうございます。林雄介です。今日もお疲れ様でした。(=^▽^=)

さて、因果応報なんですけれど、何回か書いたかもしれませんが、「人智で理解不能、人慮は及ばない」の2点に注意が必要です。「やったらやったまま返ってくるだけ」というのは天地の法則なんですが、人間には理解不能なんです。例えば、インドのカースト制や日本ではハンセン病が業病として不当な差別を受けました。因果応報は、人間が理解できる形では絶対に現れません。預言のところで書いたように、人間が例えばハンセン病は業病って決めつけたら外してくるんですよ。例えば、菅原道真が頭が良すぎて虐げられる人の気持ちがわからないでしょう?とハンセン病施設に隔離されるかもしれない。ですから、人間の知識、知恵、人慮をすべて無視して超越したところに因果応報はありますから、人間は理解不能と定義しないと弊害しかないです。100%、弊害だけです。

「やったらやったまま返ってくるだけ」というのも善悪はないんですよ。善悪は人間の決めた基準だから。因果応報はあるんですが、人間には理解不能、人慮が及ばない、善悪を越えたところにあるということを理解しないと、インドのカースト制みたいに悪い形でしか機能しないんです。貧乏とかハンディキャップがないと才能が開花しないかもしれない、本人にとってベターな形で基本的には産まれてくるんです。本人の能力を最大限に開花させるために一見、不遇、不幸に見える場合もあります。孔子も就職が出来なかったんですが、大臣になっていたら論語はなかったわけです。ですから、人間が運がいい、悪いって判断できないんですよ。

普通の占いや宗教で使われる因果応報の理解は人間主体の理解ですから。また、因果応報を人間の物差しではかっても間違っていますし、理解不能なものが因果応報なんです。理解できるのは因果応報ではないです。因果応報は理解不能ですから。

今日もお疲れ様でした。o(^▽^)o

林雄介with,you。

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