林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

食品等に含まれるセシウムについて。〔前記事の補足〕

いつもありがとうございます。林雄介です。(=^▽^=)

セシウムについては、安全とも安全ではないとも言えないのです。薬害エイズや肝炎訴訟、また、水俣病等を踏まえて判断するなら、「安全か危険かわからない以上、危険」だという前提で対策を取るべきです。

前にも書いたように、携帯電話と同じで、これから健康被害が起こってみないと危険かどうかわからないのです。そもそも、原爆以外の被曝茨城県東海村JOC事故とチェルノブイリ以外に研究資料がなく、電力会社等が工学部等のスポンサーのため、原発健康被害学術的研究は少ないのです。また、マウス等の実験も医療用放射線の安全確認のためのもので、医療器具メーカーがバックにいますから、純粋に原発事故が起こった場合の準備がないのです。原発は安全という前提でしたから…。

原発利権は美味しいのです。これから、自然エネルギー発電利権ができると思いますが、政官財マスコミで利権を作り出すのです。しかし、資本主義そのものが利権を産む仕組みですから、利権そのものを私は非難はしません。利権バッシングをしても、現状が改善されるとも思えません。それはさておき、セシウムに過剰反応するなとも、セシウムは危険とも断言できないのです。ただ、セシウムが混入している農畜産物を食べても、「直ちに」健康被害は起こらない。これは断言できます。問題は数十年後にどうなるかわからないのです。
であれば、今から予算をセシウム摂取による健康被害の根治に重点的投入すべきです。仮に、健康被害が起こっても完治できるなら問題ないのです。そして、セシウム摂取を含む福島原発事故健康被害を完治する研究で副産物として癌などの完治治療も確立できるはずです。そして、その医薬品、治療技術を海外に売ってお金に変えるのです。私は肝炎訴訟もお金による解決ではなく国は完治する研究に予算を重点的投入することで本当の肝炎被害者救済になると思うのです。

林雄介with,you。

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