いつもありがとうございます。元官僚で開運アドバイザーの林雄介です。(=^▽^=)
理趣釈経は、知らない方は興味を持たない方がいいと思います。真言宗のお経です。最澄さんは、比叡山に一切経典を集めて、国会図書館みたいなものを作ろうとしていたんですね。人を育成しても、途中で変な弟子が出てきて比叡山が退廃しても、一切経典、全てのお経を集めておけば、自分で悟れるんですよ。ですから、鎌倉仏教は全て比叡山から起こっているわけです。何年かかけて、一切経典を読んで独自の教えを完成させたわけです。日蓮さんも親鸞さんも法然さんも比叡山で勉強したわけです。で、高野山にある経典も最澄は借りて比叡山に揃えたかったんですが、理趣釈経だけは貸さなかったんですね。それが、最澄さんと空海さんが疎遠になった原因の一つと言われています。大学のときですね、大学のときに図書館で理趣釈経を全部、読みましてね。これは、絶対に貸せないお経だと納得しました。
わかりやすく言うと、「この世の中のものは、全て清らかである。だから、僧侶が避けている性交渉も清らかなんだ。全部、清らかなんだよ」というお経です。
空海さんも、お釈迦様も出家後は性交渉をしていませんよ。わかります？。文章だけ中途半端な知識で読んだら、読めばわかると思いますが、「性交渉が清らかなんだよ」と誤解されるんですよ。大前提として、性交渉の否定が仏教であるんですよ。それで、いや、全てのものは清らかだから、「気にしなくていいよ」と言っているんです。人間の本能まで否定しなくていいよとは言っているんですが、積極的に性交渉を薦めているわけではないし、本能のままに生きろとも言ってないんですよ。総合的に判断したら、そうなるんですが、理趣釈経だけ読むと、「人間、清らかだから好きに生きていいんだよ」的な解釈をする人が出てくる可能性大ですね。だったら、空海は性交渉したり金儲けしてますよ。してないでしょう？。本能は最低限の必要悪だから、否定はしないけど、本能に振り回されるなと言うのが空海さんの解釈ですね。最澄さんに貸せないわけだから、一般人、普通の僧侶、宗教関係者、１００％間違った解釈をしますね。
林雄介ｗｉｔｈ，ｙｏｕ。
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