林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

総理が、TPPの説明をできなくて当たり前、TPPはアメリカ次第。(=^▽^=)

いつもありがとうございます。元官僚で開運アドバイザーの林雄介です。
(=^▽^=)

野田総理は、TPP加盟の判断を持ち越しました。私は、TPPで農業が壊滅することはないと思います。農業より、2次、3次産業の方が深刻なダメージを受け産業の空洞化による失業者の悪化や外国人労働者の流入の方が怖いと思います。何度も書きましたし、識者にもレクチャーしていることですが、日本の社会保障生活保護、年金、健康保険、労災、すべて日本人だけを想定して設計されています。外国人労働者や外国人移民の受け入れを前提に制度設計されていないのです。ですから、TPP加盟で日本の社会保障が破綻する可能性が高い。失業者問題と社会保障の破綻、産業空洞化。これを踏まえて、TPP交渉をしないと日本そのものが危ないのです。

また、TPPの中身はアメリカでも決めていない。大統領選のマニフェストと関わってきますし、アメリカの議会はアメリカ不利の国際交渉は絶対に認めてこなかった。ですから、共和党、民主党どちらが大統領選挙に勝利しても、アメリカン・スタンダードを押しつけてくる可能性が極めて高い。いずれにしても、アメリカも国内世論やロビー活動で交渉内容を決めますし、アメリカで決まっていないものを日本政府が説明するのは不可能です。

ただ、アメリカと五分五分で渡り合える、大陸弾道ミサイルか何かがいる。いっそ、官房機密費を増やしてロビイストを大量雇用して、アメリカで広報をしまくるしかないと思うんですね。アメリカはアメリカの国益擁護のためなら戦争もする国です。ですから、日本も過去にない黒船や太平洋戦争に近い外交交渉であるという認識がいるんです。日米貿易摩擦レベルの交渉ではないですよ。日本そのものの存続をかけて総力戦で望まないといけないんですよ。
林雄介with,you。

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