林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

改正著作権法に反対する理由、ダウンロードの罰則化は不要。o(^▽^)o

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いつもありがとうございます。元官僚で日本文藝家協会日本ペンクラブの会員の作家の林雄介です。o(^▽^)o

改正著作権法では、違法にアップロードされた音楽やアニメのダウンロードに刑事罰が課されます。これはやりすぎです。リッピングと呼ばれるPC等への複製も違法化されます。例えば、書籍は私的利用の自炊すら認めています。他炊は犯罪です。

なぜ、音楽や動画はそこまで著作権法を厳しくするのか理解に苦しみます。実害がないのは新中古品に利用料をかけてブックオフやアマゾンから利用料を徴収すれば著作権法者にも実害がありません。
今回の改正著作権法については、著作権法者としてではなく法律作成者である元官僚として反対します。著作権法は本には甘いから図書館に国会図書館から電子データ配布など信じられない暴挙に出ているわけです。

それはさておき、改正著作権法のダウンロード罰則化に反対する理由は、「刑事罰は最低限にすべきだから」です。アップロードは刑事罰がありますから、たまにアニメを閲覧可能にした人が逮捕されますね。アップロードを取り締まれば、よいのです。文化庁の審議会でもそういう意見がある。著作権は大事ですよ。しかし、ダウンロード罰則化は要するに、音楽業界や制作元の見せしめですよ。

法律は公平に適用されなければ、社会正義が実現されません。ダウンロードした人間の全逮捕は不可能です。次に、別件逮捕の材料を増やすべきではありません。著作権法の罰則規定は厳しくすると、「ほとんどの国民」が逮捕される可能性があります。あと、逮捕する側の警察官、警察官の昇進試験に最適な参考書を見つけて写メで善意で載せますよね、厳密に著作権法を適用すると善意の行為が犯罪になるんですよ。例えば、私の本を世に広めるために、皆さんが写メでブログで紹介するのも違法になる。善意の犯罪者が存在するという矛盾が出てくるわけです。アップロードや新中古品規制で対応すべきです。もう一つ、他人の写真を貼ったり、詩を載せたり、歌詞を載せたりしてるブログがありますね、著作権法違反なんですよ。多分、載せている側は悪意はないし、いきなり罰則適用を法治国家とすることがベターなのかと思うわけです。

林雄介with,you。

〇林雄介公式HP
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