林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

知的障がい者、精神障がい者等の雇用義務化について。o(^▽^)o

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いつもありがとうございます。林雄介です。o(^▽^)o

父はずっと仕事ばかりしていました。公務員を辞め、知的障がい者施設の運営や大学教員を行っていました。障がい者関係の本も父は書いています。そして、私はダウン症の子供や大人と様々な行事に参加してきました。父の唯一の教育方針が「偏見を持たないように育って欲しい、自然に障がい者の人と接することができる人間であって欲しい」ということらしいです。私が公務員を退官した時に聞いた話です。

さて、私は知的障がい者精神障害者の雇用義務化には反対です。バリアフリーと雇用義務化は無関係です。現在、日本では若年者雇用が悪化しています。そして、非正規雇用が増加し、一人当たりの労働負担も増えています。障がい者雇用を義務化すれば、世話をする人間が必要になります。また、障がい者雇用を義務化するまでもなく、多かれ少なかれほとんどの現代人が病んでいますよ。

障がい者雇用を義務化した場合、企業負担がふえ、また、大多数の企業は考えて人事なんかできませんから、障がい者の面倒を見る職員の精神的負担がふえ、労災が増えるだけです。もし、障がい者雇用を義務化したいなら、ケア、介助者がいる。
理念的には間違ってはいませんが、日本の経済状況を考えると適切とは考えられません。というか、社会福祉負担、国や自治体の社会福祉負担を企業に押し付けて、社会福祉負担を減らしたいだけだと思いますよ。
統合失調症も対象にするようですが、適切な職場環境を整備できなければ、悪化させる可能性が高い。一般社員が、うつ病や適応障がいになる職場環境で受け入れられるとは思えません。国の社会福祉、切り捨てです。自立に名を借りた社会福祉の民間への押し付けです。どうしてもやりたいなら、国会職員、政治家の秘書、政治家関係を全部、障がい者枠にすべきです。

林雄介with,you。

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