林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

紹介を受けた時の仁義。

いつもありがとうございます。林雄介です。

これ、結構、守らない人が多いんですが、中抜きって、絶対やったらダメなんですよ。例えば、Aさんの紹介でBさんに会ったら、必ずAさんを通さないとダメなんですね。もう一つあって、Aさんが紹介したBさんの紹介で、Cさんと会ったら、Aさんに報告がいるんです。で、Aさんと疎遠になったら、普通はBさんとも距離を置く必要があるんですね。

これを守らないと、最終的にダメになるんですね。で、常識人ならAさんの紹介でBさんと取引がはじまったら、Aさんと切れたらBさんも距離を置きます。

信用できるかどうかは、中抜きをするかどうかを見るんです。中抜きをやれる人間は、人を裏切れるから。

一回、中抜きをやったら、二度と紹介をして貰えないんですね。Aさんが問屋で、Bさんがメーカーなら、メーカーから直に仕入れた方が安いですよね?。だから、問屋からメーカーを紹介して貰って、問屋を通さないビジネスをしますね。これ、効率的なビジネスじゃないですよ。問屋にメーカーを紹介してもらって、問屋を外してメーカーと取引できる会社は、人を裏切るわけですよね?。信用できませんよね?。

これをやるから、ビジネスに永続性がないんですよ。例えば、私は公務員研修を「ぎょうせい」を通じてやっています。2回目以降、ぎょうせいを抜いて私に頼んだら安くなると思いますよね?。安くならないですよ。安くする分、私の取り分を減らして、ぎょうせいの手数料収入にします。

1回、中抜きをやったら、他の自治体を私に紹介しないですよ。2回目以降、中抜きされるから。というより、中抜きして安くしようという発想が出てくる時点で私が何を話しても無駄ですよ。

私自身も疎遠になる方々もいます。そういう時は、中抜きにならないように、関係者のパイプを全てたちます。私の信用力に関わるから。

そう考えると紹介って怖いんですよ。ですから、営業は紹介がない方がいいんです。私の版元は飛び込み営業ですよ。紹介だと、紹介者とのパイプを維持しないといけなくなるから。中抜きの怖さを知らないのは、中抜きしたら、報復に全部のパイプを切られますからね。コネと紹介のリスクはそれ。
林雄介with,you。

〇林雄介公式HP
http://id40.fm-p.jp/65/yusukeha/

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