林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

神奈川県警の婦警に対するキス、服脱がせるセクハラ不祥事、しかも、不起訴、無罪。神奈川県警はいらない。

いつもありがとうございます。林雄介です。

まあ、私の本の共著者が神奈川県知事をずっとやっていましたから、神奈川県警の不祥事はスルーしましたが、さすがに毎年、毎年、不祥事を起こすという異常自体に看過できない状況となりました。
今回は、私が一番、「怒る官公庁内セクハラ」をやってくれました。簡単に書くと部下の婦警をカラオケボックス等に呼び出し、衣服を脱がせる、キスを強要する等の「どう考えても犯罪」にも関わらず、神奈川県警は事件として扱わないという大津市以上に勇気ある対応中です。
身内に甘いというレベルではなく、刑法を所管する法務省と神奈川県警を監督する警察庁に対する挑戦です。法治国家として、警察庁は神奈川県警の挑戦を受けて立つべきです。なぜ、こうした県警の不祥事が起こるのか?それは、今回のセクハラ犯罪者は巡査部長です。巡査部長は神奈川県の地方公務員なのです。警察の職員は、警察庁の監督を受けながらも、地方公務員なのです。ちなみに警察庁採用者は国家公務員です。そのため、警察庁が都道府県警察を適切に指揮監督できないのです。県警本部長も1、2年で交代します。ですから、事実上、責任者不在の指揮系統がない状態に警察があるのです。これが、滋賀県警や神奈川県警の不祥事を警察庁が取り締まれない理由です。

こうした県警レベルの不祥事は、警察庁を頂点した国家警察、すなわち、神奈川県警で不祥事があった場合に警察庁が巡査部長も逮捕、更迭、懲戒免職できるようにする必要があるのです。神奈川県警には事実上の責任者は不在です。形だけキャリアがいくつかの管理職にいるのです。そして、責任者不在のため、県警レベルでやりたい放題やってくれるのです。もし、警察官を全て警察庁の指揮下に置き、人事権も警察庁が持てば神奈川県警のような不祥事は減らせます。警察官の不祥事抑制のために、警察官を国家公務員に。

林雄介with,you。

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