林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

林雄介と一緒に勉強しませんか?「孟子」14章、11月7日。

いつもありがとうございます。林雄介です。(=^▽^=)

孟子は、後ろから読んでも意味が通じますから、14章から読んでみましょうか?。

ページ数が多い本は後ろから読むと意外と読みやすいんですよ。前からだとまだこんなに残っているなと思うから。

あと、まとまった読書の時間なんか取れませんよ。5分単位で、読んでいくんです。付箋紙を貼って。30分も1時間も読書の時間なんか取れませんから。

あと、読書をやりながら、時間の使い方の練習をしているんですが…。

一番後ろから解説してみましょうか…。最初に章に何個あるかみる。14章は38まであるんです。
38、堯舜といった聖王から500年後に文王がでた。その500年後に孔子が出た。歴史的に曖昧ですが、定期的に聖人君子が出てきますよと。

36、37、時代背景があって出てきた話なので、そのまま鵜呑みにしない方がいいです。儒教は、時代背景を考えて普遍的な価値観と小さな枝葉末節の話があるので、枝葉末節にとらわれると韓国みたいな形式的な儒教になって、精神を継承できなくなるという弊害がありますからね。

35、善の心を育てるには、欲望をコントロールしないと。あまり、大きな欲望を持つと善の心がなくなりますよと。欲望の否定じゃないんです。欲望をコントロールして、欲望に振り回されるなと言っているんですね。
33、聖人君子が、良いことをするのは社会的な評価のためではない。天の法則がありますから、結果は天に委ねて、学問や修養をした。人間を相手にしていないということです。
古典は人間を相手にしていませんからね。天を相手にやっている。マクロの世界なんです。人間関係改善とかなら、カーネギーや自助論の世界なんですね。

孔子孟子老子は天(帝)を相手にやっているんです。自然災害とか寿命は、天がやっているから、天の仕組みを古典で学んでおかないと、ブラック企業を大きくしたけどいきなり倒産しましたとかになる。ピンポイントで地震を起こされるとか。古典は社会規範や倫理道徳ではないんです。天の仕組みを理解するためにやるんです。

ただ、天の仕組みがわかっても人間社会の仕組みがわからないと、人間社会で生きていけないから実学もやるんです。実学が完璧でも、天から見て間違っていたら、裁かれますからね。法的に正しくても、天から見て間違っていたら、会社を潰されますよ。ITベンチャーで倒産する企業は、天から見て間違っているから、裁かれるんですよ。裁くときの基準が古典ですから。

私が組織や人の凋落予想をする基準、儒教老荘思想、古典の普遍的な天の価値観から見て正しいか、危ないかを見ているんです。

32、当たり前のこと、わかりやすい卑近な説明、そういう中に真理がある。真理は小難しくないですよと。自己修養の大切さの強調があります。自己修養をすることで、世の中が良くなる。なぜか?。状況判断が正しくできるからです。トップの状況判断が間違っていたら、組織が潰れますよ。自己修養を古典で強調している理由は、状況判断が正しくできるかどうかに組織の運命が左右されるからです。自己修養=適切な状況判断能力。
29、実学に秀でた弟子が出世して殺される話。実学があっても仁義の大きな道を体得していないから、逆に小才が徒になって殺されるであろうと。(実学があっても、マクロレベルの適切な状況判断が出来ないから、最終的には身を滅ぼすということ。)

28、宝は人と正しい政治である。正しい政治ができれば、組織も国も栄えるけれど、正しくできなかったら災害で国がなくなりますよと。
27、過度な重税の戒め。

25、人間の成長のランク、善人、善を実行できる信人。自分の善で他人を感化できる大、善によって天下を感化できる聖人、聖人の極まりを神。

24、運命があっても、潜在的な善の魂があるから、運命そのものを諦めずに善の道に変えていくのが聖人。

20、昔の賢者は自己修養が完成してから他人を指導したが、現在の為政者は自分が出来もしないことを、知識だけで他人を指導したがる…。

16、人の道とは、仁義。仁とは人間らしくあること、義とは善悪の基準が正しくしていること。

15、聖人とは、他人の模範になる生き様をいう。

14、国家の中心は国民。次が国土(とその守り神)、次が政治家。政治家が無能なら政治家を変え、正しく神を祭っても飢饉が起こるなら神を変える。→孟子が2千年間、広まらなかった理由、無能な政治家や無能な神を変えなさいと言っているから、為政者に都合が悪かった。吉田松陰孟子を教えて明治維新が起こった。

11、人間の些細な行動を観察したら、その人の隠している本性がわかりますよという意味。

10、どんなに乱れた世の中でも、本人がしっかりしていれば悪影響は受けない。環境に左右されるのは、学問がないから。

6、衣食住に左右されるのは、聖人ではないということ。時運があるから、乞食になることも皇帝になることもあるけれど、内面性が大事だから、聖人であれば衣食住の影響はないということ。

3、本を信じすぎない方がいい。コーランとか聖書も時代背景や改竄があるから、一言一句、原理主義みたいに盲信しない方がいいですよ。


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