林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

林雄介的日常茶飯事、ケネディ大使発言、イルカ漁反対について。

いつもありがとうございます。林雄介です。(=^▽^=)

あと数日は携帯が使えません。昨日、ヤマト便で携帯の電池が出荷されたそうです。

さて、ケネディ在日アメリカ大使が、イルカ漁に反対する旨の発言を行いました。この件に関しては、私もツイッターで記事にしましたが、イルカ漁の是非については問題にしていません。イルカ漁の是非に関しては、日本国内でも賛否両論がある話題です。

私が問題視しているのは、ケネディ氏が大使であることです。大使は、領事と違い唯一、日本に対して外交権を持った人間です。

外交官は、ジュネーブ条約により、受け入れ国で不逮捕特権等の外交官特権が認められています。そして、大使は国から一国を代表して外交をする権限を与えられています。これは、昔は電話もありませんでしたから、いちいち外交をするのに伝書鳩や馬で本国とやり取りしていたら外交が出来なくなりますから、あらかじめ外交権を政府から委任された人間が行うのです。ですから、サンフランシスコ平和条約には吉田茂首相が自ら外交官として出席したように、重要な場合はトップが直接、外交を行います。ただし、外交を行う立場は、首相でも外務大臣でも、大使でも同じです。一方、TPP実務会議に参加する政府高官や総領事には外交権は与えられていません。最終決定権は本国にあります。
松岡洋右が勝手に国際連盟を脱退したように、外交官の行動は本国政府の行動となります。実際に、松岡洋右は更迭されかけましたが、当時は首相に閣僚の更迭権がなく外務大臣を更迭するには内閣を解散する必要があったのです。

さて、ケネディ大使はイルカ漁に反対すると発言しました。当然、アメリカ政府が日本のイルカ漁反対という意志表示をしたことになります。アメリカ政府の意志表示でなくとも、大使の立場で発言すると本国政府の意志表示となります。

文化は多様です。日本大使が中国や韓国で犬を食べるとかフランスで鳩やうさぎを食べるなと言えば、内政干渉になる。ケネディ大使が、タレントや外交権がない州知事なら問題はありませんが、大使の立場で発言するのは不適切だと思うのです。


林雄介with,you。

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