林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

貸本屋。本は高額だった。

いつもありがとうございます。林雄介です。(*^_^*)

昔は貸本屋という職業がありました。大正、戦前でも本は数千円したんですよ。福沢諭吉学問のすすめは分冊で売られましたが、本にすると庶民が買える値段じゃなかったからですよ。

15世紀だと、普通の本が100万ぐらいしますからね。貸本屋という職業がなりたったのも、本を私有するには、高すぎたからです。写本という仕事が成り立ったのも、本1冊の単価が万単位だから。

本はこれから、一般人が手に入れなくなるかもしれませんよ。大学の教科書が、自費出版にかわってきている。少し前までは、学生に買わせれば、専門書を出せたのが、専門書が自費出版になって、高額になっていっている。

当たり前の話ですが、論語孔子在命中は市販されていないですよ。マキャベリ君主論も市販されていないですよ。売られはしましたけど、何十万の価格ですよ。

孫子も戦国時代に流通していなかったから、新潟県から神奈川県の金沢文庫まで上杉謙信が借りにいったんですよ。

庶民が本を買えるというのは、すごいことなんですよ。しかも、どう時代の思想家の本を一般人が購入可能になったのは戦後ですよ。戦前は知識階級以外が、大量に本を買える環境になかったから。

プラトンソクラテスアリストテレスの本を同時代の99,999%の人は読むことはできなかったし、後世も国立図書館にしかなかったんですよ。中世、あるいはルネサンスでも貴族と貴族をスポンサーに持つ文化人しか、本は読めなかったんですよ。

ルネサンスでも、文化人や学者が貴族のスポンサーが必要だったのは、文化人や学者が本を買うお金がなかったからですよ。本1冊が、一般人の年収より高額だったから。
数千年間、一般人が本を買えない時代があった。次に生まれてくる時は、本を買えない時代かもしれませんよ。今のうちに、読めるだけ、質の高い本を大量に読んでおくべきでしょうね。

林雄介with,you。

〇林雄介のTwitter

http://twitter.com/yukehaya/

〇林雄介公式HP
http://id40.fm-p.jp/65/yusukeha/
〇林雄介のプロフィールhttp://profile.ameba.jp/yukehaya22
公務員が最初に学ぶ教科書として、定番の「政治がわかる・はじめての法令・条例・政策立案入門」(林雄介著、ぎょうせい
http://shop.gyosei.jp/index.php?main_page=product_info&products_id=8174

あなたも凄いカリスマ性が身につき世の中のカラクリがわかる日本図書館協会選定図書の「政治と宗教のしくみがよくわかる本」マガジンランド

http://www.magazineland.jp/products/detail.php?product_id=490


〇林雄介のアメブロhttp://ameblo.jp/yukehaya22
〇林雄介のライブドアブログ。(ライブドア有名人ブログ・オフィシャルユーザー、auブログ時代の過去記事があります。)
http://blog.livedoor.jp/yukehaya/


日本図書館協会選定図書、全国学図書館協議会選定図書、多数の林雄介の学問と知恵をスキルアップさせる健全図書。


「政治と宗教のしくみがよくわかる本」(マガジンランド)、「政治がわかる・はじめての法令・条例・政策立案入門」(林雄介著、ぎょうせい)「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」「図解雑学・よくわかる省庁のしくみ」、「省庁のしくみがわかると政治がグンと面白くなる」〔ナツメ社〕、「絶対わかる法令・条例実務入門」「絶対スキルアップする公務員の勉強法」「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」(日本文芸社)、「この通りにすれ ば受験にうかる」(たちばな出版)、「魔法の経済学」、「スキルアップ超経済学入門」(翔雲社)、週刊漫画ゴラク連載作品「しおき華」漫画原作者、他超多数。