林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

自分勝手 出世(検索回答)自分勝手な人間は出世できない。

自分勝手 出世。ストレスをためない人は出世する。

しかし、それは他人に振り回されないという意味です。本当に、自分のことだけしか考えていない人は、「助けてくれる人がいなくなるから」、出世できない。

出世というのは、「目上からみて可愛い、秀吉みたいな人間がするから、ぞうりを温めるレベルのパフォーマンス」が要求されるわけ。
あそこまで、徹底したパフォーマンスをできる人間なら、領民にもパフォーマンスができるし、敵にもパフォーマンスができるから、「そこを評価したんでしょうね、信長は。」

何回も書いたように、信長の手紙は、「部下の浮気のフォローのために嫁を慰める」というもの。秀吉だけではなく、前田利家とか他の人の奥さんにも書いているから。「マメですよ。」

浮気のフォローの手紙。「あなたは素晴らしい。秀吉にはもったいない。次、浮気したら殺す。秀吉に見せるように」。奥さんは満足するし、秀吉は秀吉で、浮気騒ぎがおさまるわけですよ。信長が殺すといっているから、「嫁も怒りを納めますよ。」嫁は嫁で納得し、旦那は「魔王が激怒した手紙を出したということで、浮気の罪を免除されるわけです」ですから、両方から感謝されるわけです。2回目は、「出家させられるんじゃないですか?」
殺すわけにいかないし、「しかし、見逃せないから」、出家。

「他人に振り回されないようなキャラであって、気配りはする」。これが大原則でしょうね。ですから、「家康」でも「たぬき親父」でしょう。何を考えているか、わからないキャラ設定であると。

一番、厄介な上司は上杉謙信みたいに、「ガチの人。」パフォーマンスじゃないと。で、武田信玄にも切り込みにいっちゃうと。
厄介な上司の1位が上杉謙信、2位、聖徳太子。3位、諸葛孔明でしょうね。聖徳太子の仕事は、1人だったら、孤立してましたよ。敵キャラとして蘇我馬子がいたから、「聖徳太子は正論だけど、聖徳太子がいなくなったら、天皇を殺した蘇我馬子が上司になるから、だったら、まだ正論聖徳太子の方がまし」という感じ。たぶんね。
蘇我馬子がいなきゃ、上杉謙信が部下に造反されまくったように、「すぐに、聖徳太子も造反されましたよ。」ペアになってるわけです。悪人と善人が。

孔明は、「厳罰主義者。」ただし、功績があれば、復帰可能。功績は功績で評価するけど、失敗は失敗で官位剥奪とかしてるし・・・。

信長は、褒美を茶器にした。家康は、刀にした。秀吉は金銀を配っちゃった。領地は簡単にはあげないんですよ。ステータスを感じるような褒美、食い扶持の確保。これをしないと、すぐに造反しますからね。

本当に、自分勝手な人は、「人の気持ちがわからないし、KYだから出世なんか無理ですよ。」自分勝手な人じゃなくてね、「相手の気持ちがわかったうえで、相手に振り回されない人が出世するんです。」
気持ちがわかるけど、無視する鈍感力がいる。中途半端に優しい人はできない。情が強い人は、困っていたら助けちゃうんですよ。ただし、「情が深い人は、敵対した時は、しつこい。」すぐ助けてくれる人は、すぐ敵になる。これ怖いんですよ。上杉謙信は、このタイプでしょうね。
私も、そういうところがあるから、クールにするように気をつけています。
愛情深い人は、それが、憎しみに変わったときに、ものすごく強烈。

はやし。