林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

マイナンバーに関する誤解。学歴漏洩について。

マイナンバーで学歴がばれますか?という検索なんですが、「マイナンバー制度」に対する根本的な誤解があります。

マイナンバー制度は、租税徴収のための制度です。しかし、租税番号にすると国民の反発を招くので「行政情報一元管理、ワンストップ・サービス」を持ち出してきたのです。

学歴管理は、「大学で行います。」もう1つは、仮にマイナンバーで学歴管理を行ったとしても、マイナンバーそのものを第三者がコピーすることはできません。身分証のかわりにできても、「マイナンバーの記録は禁止されているんですよ。」

第三者に対して、マイナンバーを閲覧させるものではない。そうすると、職場には、卒業証明書は提出しますよね?。学歴フィルターがある企業もあるから、卒業証明書は提出させる。そうすると就職先は学歴を知っている。

であれば、学歴漏洩の心配ってあるんですか?
ネットとかで、マイナンバーを掲載するわけではないし。
マイナンバーは究極の個人情報だから、「マイナンバーカード」なんか取得したら駄目ですよ。アナログな方法でばれるから。

基本的に、「他人に教えないことを前提にした制度ですからね。」
教える先は、お金を貰うところだから、「学歴を知ってるでしょう?」

風俗の質問もありましたが、「源泉徴収問題」。風俗店が源泉徴収するときにマイナンバーがいる。で、問題は、そこから流出する可能性もある。
逆に、源泉徴収義務がある風俗店が源泉徴収しないと税務調査をやられる。ですから、うちのお店はマイナンバー不用ですって、やれないんですよ。(ソープランドは別。)

マイナンバーを使わない場合、もうソープランド方式にして、個人事業主と契約するしかない。しかし、支払い調書を出す時にマイナンバーがいるんですよ。(印税や講演料も年額5万円以上はマイナンバーが必要。なので、直うけはできなくなります。5万以下の講演はないから。)

マイナンバーを教えたくない人がいたらどうすると質問があったんですが、「支払わない」か、または「4万9千円」で頼むしかないです。結局、事務所や会社との契約になるでしょうね。

はやし。