林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

マイナンバー 町医者にも医療情報知られる(検索回答)

町医者というか、同じジャンルの医者ならまだ、問題はないんですよ。

例えば、耳鼻科が、耳鼻科の情報を知るのは問題ないし、内科が内科の情報を知るのは問題ない。耳鼻科が外科の情報を知ったり、整形外科が産婦人科の情報を知る必要があるんですか?あと、「医者、医療情報の共有化」で、「訴訟リスク」が倍増しますよ。処方したらダメな薬とか、あとは、過去にこの病気があったということは、この病気も予知できたはずとか、「医療情報共有化」で、「医者の責任にされるハードルがあがるんですよ。」

難病奇病に気づかなかった時に、「町医者でも訴訟を起こされるリスク」が出てきますよ。大学病院や大病院の検査結果もみれるわけ。で、癌や別の病気に罹患して治療歴がある人が、「風邪」で治療を受けたときに、「実は、癌の再発をしていた」場合、過去の病歴、検査結果から、「再発が予期できた場合、医者の責任にされますよ。」

救急医療って、ババ抜き状態だから、引き受けないんですよ。「これは、国が賠償責任を負えばね、救急医療も機能する。救急医療を拒否する医者は医師免許の更新をさせないから。」

今の社会は、正直者が損をする。あるいは善意の人間に支えられる社会になっている。これは、大問題です。この改善をしないといけない。

マイナンバーの医療情報共有化って、医者側のデメリットも大きいんですよ。医者に医療情報を見られたくないという理由で、受診しないケースも出てくる。これ、政府は責任を取れるんですか?そんな方法で、医療費を抑制してもね、自然災害が起こる。で、結局、政府支出は変わらないんです。政府は、国会でしょう?国会で議決するから、選んだ国民の責任でしょう?ですから、選挙区で自然災害を起こされるんですよ・・・。

自然災害が統計的平均値を超えて増えてる地域。この50年間に、問題がある国会議員か、首長か地方議員を出してる。必ず、出してる。
沖縄の台風とか、平均的に起こるものは別ですよ。周期的地震とか。統計を超えた自然災害は、政治家を当選させた業。

はやし。