林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

本のスキャナー代行業〔他炊〕のデメリット。o(^▽^)o

いつもありがとうございます。林雄介です。o(^▽^)o

本を断裁してスキャナーで電子データにする会社がありますが、私はブックオフと同じ理由で反対です。個人でやる分は個人利用です。しかし、複製はできないのです。図書館の本のコピーは例外なんですよ。また、私的利用の範囲を越えています。そもそも、複製、複写って著作権と別の権利ですよ。スキャナー代行業は著作権侵害ではないんです。私の本の複製権は出版社にあります。本の複製って、出版社の複製権の侵害なんですよ。著作権著作者人格権と複製権がごっちゃになった議論をしています。

個人利用でいいなら、コピーガードをかけて、本を買った人にあげればいいんですよ。前に自宅に本が山積みにあれば子供が本を読むと書いたように電子書籍の弱点は本人しか利用できないことです。場所をとるけど、本の方が家族のためになりますよ。

もう一つは、スキャナー代行業は第三者機関がコピーガードをかけるなら、合法化していいと思います。コピーガードをかけていない、電子データが複製されることが一番、怖いわけです、著者としては。前にも書きましたが、中古本やコピーされた電子データが出回れば、本の執筆で生活ができなくなります。本の執筆で生活できなくなったら、手帳とかスキルアップDVDとか単価が高くて利益率が高い商品を売るしか方法がないんですよ。あとは、本は営業用にネームバリューをつけるためのツールになって、講演芸人になるとか…。
私は、単価が高いものやお一人様5万円のセミナーとか、スキルアップ手帳とか絶対に売りたくない。大多数のまともな作家はそう思っていますよ。90分テープに吹き込んで、ライターが本にして、講演芸人で生きていくと。「ありがとう」とか「感謝の気持ち」や「共生エヴァ」を大事にして…。という林雄介になったら嫌でしょう?。
毎月、2千円の会費をとって、林雄介の「元気になるCD」が送られてくると。スキャナー代行業やアマゾンやブックオフの中古本売買は全作家がそうなる可能性があるんですよ。
本は本という文化で何とか生かしてあげないと。

林雄介with,you。

日本図書館協会選定図書、全国学図書館協議会選定図書、多数の林雄介の教育に役立つ健全図書。↓。

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