林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

桐生市の庭山由紀市議会議員の除名懲罰動議とリコールについて。o(^▽^)o

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いつもありがとうございます。林雄介です。o(^▽^)o

桐生市の人口は約13万人、有権者は10万人強で、市議会議員数は31名です。ツイッターを発端にした庭山由紀市議会議員の懲罰動議は議員資格を奪うという除名です。提出者は18名でしょうか?。除名は地方自治法で出席議員3分の2以上、賛成4分の3以上となっています。この場合、23名前後が除名ラインとなります(出席議員数によります)。
次に、同じく地方自治法で定められたリコール(議員の解職請求)は有権者の3分の1以上の署名が必要となります。桐生市の場合は、おおよそ3万4千人のリコール署名が必要となります。

今回、除名の懲罰動議提出議員で頭割りすると、1市議会議員が1900名のリコール署名を集めれば、庭山由紀市議会議員のリコールは可能です。リコールと除名の違いは、除名は市議会の議決ですが、リコールは市民のリコール署名に基づきリコール賛成の投票が過半数を上回る必要があります。つまり、解職を決めるのが市議会か市民かの違いです。

私は、庭山由紀市議会議員個人に対しては、ニュートラルですが、「地方自治法に規定があるとはいえ、議員の除名は必要不可避な限り避けるべきだと考えています。」、念のために付け加えますが私は元農林水産官僚です。ですから、桐生市の農作物を毒物扱いする庭山由紀議員個人に関しては、「あまり愉快には思えません」。しかし、議会民主主義の観点から市民が選んだ以上、手間暇、金がかかっても解職はリコールで行うべきであり、除名処分は避けるべきと考えています。世の中にはいろいろな人がいます。もちろん、わかりあえない方もいます。しかし、わかりあえない方であっても、市民が選んだ以上、解職するならリコールすべきです。それが民主主義を守るためにベターなのです。

林雄介with,you。

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