林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

「人は石垣、人は城」武田信玄は対人関係で苦労していた。

いつもありがとうございます。林雄介です。

最近、ある法則を発見しました。まあ、だいぶ前から書いていたことですが、真逆なことを教訓で残すことはない。

武田信玄の言葉(後世の創作)に、「人は石垣、人は城」という言葉があります。武田信玄は家臣団に恵まれ、人を大事にして武田騎馬軍団を作ったわけではありません。

小さな豪族を上杉謙信(宗教家)と武田信玄は抱えているんですね。ですから、一向一揆、豪族(家臣団)の相次ぐ造反に苦しめられるんですね。武田信玄が武田家を掌握できたのはほぼ晩年、上杉謙信も同様です。織田信長も天下統一は短期間なんですね。尾張の掌握と美濃攻略に人生の大半を費やしているわけです。で、尾張、美濃攻略後は、非常にシンプルな戦略で天下統一をしているわけです、相手の1,5倍の戦力で攻略する。ですから、ランチェスター戦略と同じですよ。

話を戻しますが、武田信玄は、家臣団の掌握に苦労して、造反をおさえるのが大変だったから、「人(家臣団)を大事に」という教訓になったと思うんですね。一枚岩の組織なんかないですよ。

だいたい、教訓系は本人が苦労したことがメッセージになっていると考えて間違いないと思うんですね。バカ正直に教訓を受け取らない方がいいですよ。本人の願望的な教訓になっていることが多いから、私の教訓は「寛容と忍耐で許す」ですが、これ許せないから教訓にしているだけですよ。

林雄介with,you。

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