林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

片桐裕警察庁長官は、遠隔ウィルス事件の誤認逮捕の引責辞任ではない。警察庁は、片山祐輔容疑者に逆恨みはない。

いつもありがとうございます。林雄介です。

ネット上で、遠隔ウィルス事件の誤認逮捕で片桐裕警察庁長官が引責辞任させられたという論調がありますが、在任期間と後継者の米田壮警察庁長官の経歴から考えて引責辞任ではなく順当な勇退です。次官は基本的に1、2年で退任しないと舌が昇進できなくなりますから、片桐裕警察庁長官の勇退引責辞任ではなく、通常の警察官僚の人事異動の範囲内です。

ただ、片山祐輔容疑者も誤認逮捕だった場合、引責辞任させられる可能性は高いし、引責辞任をせざるを得ないでしょうが…。官僚の昇進って運的要素が強いから、仮に本部長や局長クラスが引責辞任しても、復活もあるし、他省庁への出向昇進もあるし、そもそも次官なんか1人しかなれないから、誤認逮捕で次官レースからハズれても出向先で昇進可能だし、在任期間中の不祥事は運がなかっただけだから、それを逆恨みするのはおかしい。政治家に嫌われて昇進できなくなることもあるから、官僚の昇進は運なんだから、誤認逮捕は運がなかっただけ。頭で昇進するわけではなく、運の部分が大きいから、誤認逮捕に巻き込まれたのは、運が悪かっただけ。ですから、警察官僚が遠隔ウィルス事件の仕返しをすることはありえない。ただ、次、誤認逮捕すると多分、米田長官は引責辞任せざるを得ないから、そういうプレッシャーはあると思います…。


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