林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

林雄介と読書会、6月は「公務員の教科書(算数・数学編)」。

中級偏は、知識より、どういう背景で林雄介が本を書いていったか?それを知った方が使いこなせると思ったのね。

もちろん、全ての本が出版社さんの依頼でしか書かない。数学的に考えられる、経済学的に考えられるような本がいると。しかし、数学の作者がいない。国語や社会は売れるし、公務員なら誰でもかけるから、美味しいところは持っていかれて、あまったものをやったと。

じゃあ、どんな本ですか?と聞いたら。「国会の経済推計が与党と野党で同じテーマでも結果が違うのはなぜですか?」というところからスタートしたんです。

これは、私の専門分野でしてね。人口統計が違うんです。国立人口問題・社会保障研究所の、高位推計、中位推計、低位推計。3つ人口統計は出す。高位は出生率が現状より増加した場合、中位は現状維持、低位は出生率が低下した場合。で、ほとんどの政策をこの3つの推計値で出すと外れていない。ところが、与党は高位推計を強調し、反対する野党は低位推計を強調するから、議論にならないんですよ。

どれが当たるかは、わからないわけ。3つのパターンごとに最悪パターンと成功パターンの推計をすれば外れないんだけど。賛成派は成功パターンを強調して、失敗した時の対策をしない。反対派は、最悪パターンだけを強調する。馬鹿かと思うわけですよ。

成功パターンと最悪パターンの撤退費用を推計して事業計画をたてれば、ダメージが少ないのに、反対だけの野党がネガキャンをやるから、成功パターンしか準備しない。だから、知識を増やせば、国も行政もよくわるんですよ。ところが、馬鹿は勉強しないね。馬鹿だから。

共産党も東大組は、わかっていてわざと、党の勢力拡大のためにネガキャンをする。国立以下の人は、上の発表を信じて、カルトみたいに反対する衆愚政治ですよ。衆愚政治からの脱却には、知識が要る。そこで、この「公務員の教科書(算数・数学編)」を書いたのです。こうした本の普及をしなきゃいかんわけ、」皆がね。私もやるけど。

衆愚政治は、勉強しないとなくならないから、最高のテキストを私が書いているんだ。それを広めないと、愚民国家になって、国がつぶれ、世界が潰れるんですよ。私だけが広めるなんてことはできない。

広めてもらわないと、私が生まれてくる必要がないでしょう?同じことを釈迦でも、孔子でも孟子でも思っていたから、強くはいいませんけどね・・・。

はやし。