林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

ゆうちょ銀行の学歴フィルターは問題か?。

学歴フィルターは、バレないようにやるのが礼儀。

今後は、大学別説明会にかえて学歴別採用にすべきでしょうね。
郵便局は、学歴大きいよ。母方の祖父が没落地主だから、旧制中(現岐阜高校)から郵便局に行き、大卒の若いのにドンドン抜かれていきましたから。地方郵政局の三課長までいったけど。キャリアに地方郵政局の三課長をやらせたら、退官されますからね。

有名な話しですが、「学歴不問採用」を某社がやる前は、東大、帝大、早慶、一橋、東工大割合は7,8割。学歴不問後は95%が東大、帝大、早慶、一橋、東工大になったんですよ・・・。

学歴フィルターは誤解があって、「日東駒専」を排除する目的ではなく、大学別割り当てが違うんです。
東大100名(無制限)
早慶300名(制限あり)
帝大一橋、東工大200名(制限あり、早慶より大量設定)
マーチ500名(制限あり)
地方国立200名(緩やかな制限あり)
それ以下200名(学歴フィルター)
で、設定すると、それ以下の応募者が1千人いたらすぐに埋まる。東大の応募者が50人なら、50人あまっている、さらに辞退者が多いから、基本受け入れていれば、無制限。

学校別で枠が違うだけでしょう?。そうすると、学歴フィルターがあるところは早い者勝ち。東大でフィルターを調べるのは極端ですよ。どうせ、受かっても来ない人多いし。東大は、実採用者が50名でも、学生数が数百人単位だから、採用枠が余りやすい。あと、地方銀行でも東大1名、政経1名、慶應経済1名みたいに、有名大学を1名ずつ採用しなきゃいけないらしくて、電話かかってきましたよ、地元の地銀の政経のOBから。

ゆうちょ銀行は、東大厳しいと思う・・・。官僚もあるし、日銀もいるし・・・。
旧郵政省時代は、官僚がトップだったから、官僚から外したら、「そもそも受けに来るか怪しいし。現場が嫌なら、日本銀行に行くだろうし・・・」。
給料なら、メガバンク外資に行くし。
ゆうちょ銀行って、「現場があるから」、日本銀行とゆうちょ銀行だったら、日本銀行に流れるんじゃないですか?。政策投資銀行とか政府系あるし・・・。

「受験で判別したいんじゃないの。受験すら通れなかった人間に努力を期待できないから、学歴フィルターをかけるんです。」

あとは、枠が違うだけでしょうね。10万人がその他の枠に設定してあって、説明会参加可能者が500名なら一瞬で埋まるし・・・。

はやし。
学歴フィルターがあるから、「受験の本」を書いてあげているんです。嫌なら学歴ロンダすりゃいいじゃん。