林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

公務員試験(検索回答)

1、過去問をやる。
2、傾向を把握する。
3、憲法行政法がメイン、民法は半分わかればいい。
(1種じゃないですよね?2種(一般)とか地方上級ですよね?)
1種だと、司法試験の勉強した方がいいですよ。

政策討論とかディベートの類なんですけどね。これは、総合職になるんでしょうが、「ディベートで徹底的に相手をやりこめる人間って、公務員にいらないんですよ。」シュチュエーションを考えればわかるんですが、まず、政治家関係で、「政治家を言い負かすことは絶対にない。ディベートに勝ったら不味いんですよ・・・。」次、予算査定のときは「陳情ベース」だから、ディベートではない。財務省相手にディベートに勝ったら、予算止められますからね。

政策討論とかディベートは、採用に関して言いうならば、「協調性」と「自己ピーアル力」と「説得力」なんですよ。で、よほど偏屈な外資系の欧米人以外は、「ディベートで叩き潰す必要なし。」。偏屈な人間は、ディベートで勝っても言うこと聞かないし。だから、「人を動かす」みたないコミュニケーション本がアメリカでベストセラーになるんですよ。言い負かそうとして、「人間関係を壊す馬鹿が多いから」。

ディベートの反論法はいくつかあるんですけれど、「名探偵コナン方式」、相手にしゃべらせて、「基本否定せずに、矛盾点だけをつく」。
で、ディベートって、特に採用試験で使われる時は、「勝ち負け関係ないんですよ。」熱くなったら、一方的にしゃべる人間とディベート試験にも関わらず、「ほとんどしゃべらない人間」、両極端な人間が出てくる。
ディベートって勝ち負けより、面接官に感じがいいなあと思わせればいいんです。

試験って、結局、きる問題を判別する必要がある。ですから、まず合格ラインを算出して、7割だと思うんですが、1割の捨て問を見つける能力、これを養う必要がある。

国以外は、採用数が少ないから、やはり数を受けないと厳しいと思う。
「公務員って、ある程度以上のやる気と忍耐力。」やる気がありすぎると、「やりがいがない仕事だとやめちゃうんですよね・・・。」
一生に一政策できたら上出来といわれましたけどね。あと、「客観性の問題があって、やりたい仕事はやらせない。」やりたい仕事をやるなら、出世して昇進してからやるべきです。権限が大きいから、「個人の趣味で政策立案をされたら、大変なことになるから、やりたい仕事はさせないですよ。」

基本は、サラリーマンですからね。所管のルーティンワークをちゃんとやれる人間がほしいだけ。アホな首長が、個性がある人間を採用しだすこともありますが、「そういう人は落選するから大丈夫です。」議会が絶対に反発する。

個性的な人間をいれると、「ルーティンワークをちゃんとやらないでしょう?」。公務員の仕事は、基本はルーティンワークですからね。国なら、「法律、予算、国会」。地方だと、「予算、議会、住民の世話」。
戸籍とか地味な仕事がほとんどだし、国も法律改正は地味なルーティンワークを延々とやるだけです。税務署なら、税の取立て。

公務員というのは、学者やシンクタンクではない。
政策立案能力がある便利屋ですよ。極端な話、ゆうちょの窓口の仕事でも、日銀の為替介入でも同じようにやれる能力が公務員の仕事ですよ。

戸籍を発行するのも、法改正するのも同じ仕事だから、「目立ちたい人」向きの仕事ではないし。目立ちたいなら、最初から政治家になればいい。M政経塾という馬鹿の受け皿がありますから、そこにいくべきですよ。

この話をしないと、採用面接ではねられるんですよ。

はやし。