林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

なぜ、読書会で開運できるのか?開運のメカニズム。

林雄介と一緒に読書会、学びませんか?で、「古典」を読む理由は、開運するから。

じゃあ、開運とは何か?なんですね。

開運というのは、論語でも孟子でも何回も読んで価値観が変わる。価値観が変われば、行動も変わり、行動が変われば、人付き合いが変わり、人付き合いが変わることで、結果として開運するんです。人間の運命って、人付き合いで変わるんですよ。で、人付き合いって類友だから、価値観そのものが変わらないと、根本的には改善されない。

これが、古今東西の名著を読む理由です。価値観が変われば、行動が変わり、行動が変われば、交友関係が改善されるから、それで、結果的に運命そのものががらりと変わる。運命を変えようと思ったら、価値観から変えていかないといけない。

これを損得ベースでやると、やっぱり損得で動く友達が集まっちゃうんですよ。私は、計算しますよ、コスパも考えますよ。しかし、利益率が高くなる方法を選んでいるわけではないから、私の友達って、損得では動かないですよ。

計算するけど、計算づくで私も動いていないから。損するなと思っても動くこともあるし、得するなと思っても、倫理的に悪なら動かないこともあるし・・・。損得計算は、誰よりも正確にしてますけどね、損得を基準に動かないですよ。たまに、動きたくなるけど、我慢している。我慢するのに、バックボーンとなる学問がなかったら、損得だけで計算づくで動きますよ。

孫子マキャベリも、諸葛孔明も損得計算の天才ですよ。しかし、損得で動いていないから、友人に騙されたり、酷い目にあってますよ、皆さん。

知識があっても、「真心と思いやり」がベースにないと、「知識がある分、より多くの人を不幸にもできるし、より多くの人を幸せにもできるから」、知識は諸刃の剣ですよ。倫理観がない人間が、知識を増やしたら害悪しかない。功利主義とか福沢諭吉の弊害は、ここ。東洋人の倫理観をぶちこわしたのは、「朱子」ですから。朱子学は、陽明学老荘、仏教とセットで生きてくるんだけど、朱子学ONLYだと害悪の方が大きいですよ。

自分だけを幸せにするために開運するんじゃなくてね、「自分が幸せ」じゃないと「他人なんか救えない」から、最初に個々人の幸せを追求してもらいますけれど、「自分を含めた、人類全体」のために学問して、開運するんです。
「他人」の救済を最優先したら、本人が不幸になって、努力が続かないから、最初に本人を開運させるんです。

はやし。