友人がM&Aの会社を起業しています。しかし、M&Aは、買収そのものより、買収してから運営するのが難しいのです。
買うのは簡単。お金があればいいから。しかし、外注でM&Aを頼むということは、全くの専門外の企業の可能性があります。また、第一銀行と勧業銀行が合併して、第一勧業を作った時に、第一銀行出身者と勧業銀行出身者の派閥は第一銀行出身者、勧業銀行出身者が銀行をやめるまで数十年続いたのです。
同業でも、M&Aの運営は難しいのです。買うのは簡単なんだけど、企業に買った後のノウハウがないと、M&Aってもめるんですよ。同業以外なら、同業以外の経営や技術がいる。
これがわからないんですよね。買うだけでいいなら、資金さえあれば、99%の会社と話をつけてあげますよ。しかし、買った後に運営できるのかな?と思うんですよね。
最近の私の本が、人間関係論に重点をおいているのも、組織は人間関係の構築の方が難しいからですよ。
はやし。