いつもありがとうございます。林雄介です。(=^▽^=)
アダム・スミスは、経済学の祖ですけど、本業は神学者ですからね。神様が、自由競争でも、ハッピーな社会にしてくれると信じていたんですよ。近代経済学の自由競争は大前提に、神がいて人々を幸せに導いてくれるというキリスト教精神がある。
規制がない方が経済は発展すると自由主義経済では考えられています。しかし、人間が幸せになるか？どうかと経済の発展は、別次元の話ですよ。１％ぐらいの大金持ちと９９％の貧乏人の社会だってありうるんですよ。
アダム・スミスは、神学者だから、「最後は神に任せろ」の立場ですからね。
だから、マルクスが出てきて共産主義で、食べたいときに人々がパンを食べれる社会の実現を提唱した時に、宗教はアヘンだと否定しているんです。アダム・スミスが、規制緩和、自由競争、あとは神様にお任せみたいな理論を作ったから、マルクスがいるかいないかわからない神様に頼るんじゃなくて、ちゃんと人間が食べ物や仕事の分配をしましょうよと資本論を書いたんです。
話は、ちゃんと繋がっているんです。マルクス単品、アダム・スミス単品でみたら話がかみ合わないんですが、話はかみ合っていますよ。
アダム・スミスが、「神様、お願い」みたいな自由競争理論を提唱したから、いるかどうかわからない神様に経済を任せるなとマルクスは言っているんです。
伊東光晴（元京大経済学部長）の授業で、経済学の前提となっている合理的経済人の仮定、「自己の利益を最大化するためだけに、人間は行動する」社会って、嫌な社会じゃないのか？そんな社会に住みたいか、嫌な人間じゃないのか？と仰っていました。
日本が食料輸入を増やしたら、開発途上国の穀物や食料品の末端価格があがるんですよ。（国際価格の上昇。平成の米騒動の時に、日本がタイ米を輸入したせいで、米の国際価格が一気に跳ね上がったので、開発途上国から恨まれている。）
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