林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

カルマと業。

やったらいいことも悪いことも、そのまま返ってくるんですが、業は人智で理解できません。

業もカルマもだいたい同じ意味なんですが、業の定義をしつこくしておかないと、昔の差別思想、業病のようなものに結びついてしまう。
まず、前世は絶対にわからない。〔あるかどうかも含めて〕次に、因果の法則は肉体を持った人間は理解できない。正確には、いろんなパターンがあって、人智で理解できないと定義します。

殺されたり、事故死したり、難病奇病になったのが、どういう業かはわかりません。例えば、私が今日、いきなり通り魔に刺し殺されたとします。それは、前世で暗殺したからかもしれないし殺人をしたからかもしれない。しかし、前世なんか誰にもわかりませんし、わかったらおかしい。

やったことがそのままは、今の道徳規範で前世とか来世に結びついたらおかしい。

自業自得は、一人歩きすると差別思想になります、ヒンズー教みたいな。

インド人だって、前世なんか覚えてないでしょう?だから、アガスティアの葉みたいなインチキ占いがでてくる。

自業自得は、行動規範たりえても、他人やあるかないかわからない前世に結びつけたら、害悪しかない。


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