林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

原文と編集後比較一例②

原文
直接民主制
住民投票や自治体の首長や議員のリコール等。
〔人類は、数十人単位の小さなコミュニティーだったから全員で話し合いが可能。町内会のようなもの。〕
だんだん、コミュニティーの規模が大きくなっていき国家となる。→王が誕生する。はじめは身分はなかったが貴族のような特権階級が国家の発達とともに出てくる。→フランス革命アメリカ独立戦争などで国民が政治に参加するようになる→〔間接民主制への移行〕

図版編集後〔P167〕
直接民主制
住民投票や自治体でのリコール等、小規模なケースで採用される。全員で話し合いが可能。

林のコメント。
この文脈だと自治体全員で話し合いが可能だと思われる。『全員で話し合いが可能』を削除。

解説
全員で話し合えたのは人類発祥当時の話。身分ができて、市民革命が起こり選挙権がうまれ間接民主制に移行していった。

『ニッポンの農業』〔林雄介著、ぎょうせい〕、『図解雑学よくわかる政治のしくみ』〔林雄介著、ナツメ社〕のおまけ