林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

谷垣総理と菅総理。

いつもありがとうございます。林雄介です。o(^▽^)o

また、菅総理が谷垣さんを谷垣総理と呼んでしまいましたが、菅さんの体を心配している谷垣さんといい、谷垣総理といい間違える菅総理といい、この2人は基本的にいいコンビだと思うんですね。


私は、自民党とか民主党とか政党が変わっても選ぶ側が変わらないから、どちらでも同じだと思います。また、リーダーシップのあるリーダーを望むこともナチスドイツのようで恐いですね。経済が不安定化すると、愛国主義が台頭してきて、外国人排斥につながります。私は、日本人の雇用を守るために外国人労働者を受け入れることには絶対に反対です。ただし、経済と教育水準が世界中で均衡化した場合にはEUのように世界政府を作るべきだと考えています。

世界政府になれば、外国人労働者という概念は存在しなくなります。政府は一つですから。

しかし、教育水準も経済水準も格差がある現状でEPAの締結は危険だと考えています。私は、前にも書きましたが、農業保護の観点からEPAに反対するつもりはありません。雇用と工業の方が、ダメージを受けるはずなんですよ。

意図的に、人件費を世界規模で均一化して、可能ならアフリカだけ完全に切り離して、アフリカ以外の統合をしてから、最後にアフリカと統合する。批判を多々受けていますから、批判されるとは思いますが、途上国の人口増加抑制がいる。その代わりに絶対に途上国の教育水準と経済水準を先進国と同等にする。特に医療水準を上げますから、その時に人口抑制政策でやらないと医療費やインフラ整備の負担が不可能なんですね。

途上国をなくすには、教育と産業振興をするかわりに出生率の抑制政策をやらないと無限にお金があるわけではないから、先進国で負担できない。グローバル化がアメリカンスタンダードだということで反対するなら、アフリカだけ世界政府から切り離して、昔の生活水準でやればいいですが、無理ですよ。中途半端に近代化が進んでいるから。だったら、先進国化してから独自のアイデンティティを見つけたらいいわけです。現に衣食住で困って9億人の飢餓者がいるわけですから。

林雄介with,you。

「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」「図解雑学・よくわかる省庁のしくみ」〔ナツメ社〕、「絶対わかる法令・条例実務入門」「絶対スキルアップする公務員の勉強法」「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」(日本文芸社)、「この通りにすれば受験にうかる」(たちばな出版)