林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

節電はしますが、電力使用制限令には反対します。o(^▽^)o

いつもありがとうございます。林雄介です。o(^▽^)o

まず、節電はします。節電を私がする理由は、多くの方が節電をしている以上、電力使用制限令に反対であったとしてもイスラム教ラマダン的な意味合いで行うものです。

次に、電力使用制限令に反対する理由は、東京電力は必要な電力需要を原発に依存することなく供給可能だからです。今回の電力使用制限令は、東京電力を守り、かつ原発再開やむなしの世論つくりのための姑息なプロバガンダでしかないのです。およそ、法令は公平、客観性をもって発令されるべきものであり、東京電力救済や原発利権のために発令されてはならないのです。

しかし、何度も繰り返すように東京電力の供給可能な電力は余力がないのも事実です。ですから、私は脱原発であっても即時原発全廃には反対するのです。前原元外務大臣が言うように20年後に自然エネルギーへの代替が可能であったとしても、今すぐ自然エネルギーに代替することは不可能なのです。私は原発即時全廃に反対した上で、原発やむなしの世論つくりのための電力使用制限令は大衆愚民政治でしかないからやめなさいと言っているのです。

また、関西電力の露骨な節電15%も姑息な世論つくりでしかなく、私は反対します。しかし、関西電力原発依存度や西日本経済の重要性を考えれば、美浜原発等、老朽化が著しいものや過去に不祥事があった原発は廃止し、それ以外の原発自然エネルギー代替後の全廃を前提に関西電力管内の必要最低限の原発は再稼働させるべきです。西日本は5%程度の節電にし、かつ、脱原発を前提に原発を再開すべきです。東京電力管内は原発がなくとも、節電で乗り切れる可能性が高いですが、関西電力原発依存度が高すぎるため、いきなり全停止は私は経済に与える影響を考えればやめた方がいいと考えます。また、東京電力も予備電力がないのは事実です。ですから、原発をどうするか、経済規模を縮小させても廃止するのか?。それとも、最低限は再開させるのかの議論はしなければいけないのです。永遠に節電で乗り切れませんから、脱原発を前提に原発は最低限再開させることが望ましいと私は考えます。

林雄介with,you。

「図解雑学・よくわかる政治のしくみ」「図解雑学・よくわかる省庁のしくみ」〔ナツメ社〕、「絶対わかる法令・条例実務入門」「絶対スキルアップする公務員の勉強法」「公務員の教科書〔算数・数学編〕」、「ニッポンの農業」〔ぎょうせい〕、「霞ヶ関の掟・官僚の舞台裏」(日本文芸社)、「この通りにすれば受験にうかる」(たちばな出版)。