林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

経済産業省の姑息なネット検閲について。(=^▽^=)

いつもありがとうございます。林雄介です。(=^▽^=)

経済産業省原子力に関する情報収集及び情報修正等の目的で7千万円で広告代理店にネット工作を外注したことが、「ネット検閲」としてバッシングされています。しかし、検閲は憲法で禁止されており、また、発表前に内容を調査し発表させないことを検閲というのです。既にネット上にある情報の収集は、検閲とはいいません。また、情報通信、つまりネットは経済産業省の所管ではなく総務省の所管です。ですから、経済産業省がネットに関与することは出来ないのです。〔郵政省とIT100年戦争をやっていたので勝手にネットに参入しているだけです〕、しかし、7千万円をかけて外注しても「2ちゃんねる」の観察と「荒らし」、Wikipediaへの編集合戦の参戦、ツイッターのコピペ等を人海戦術でやるだけでしょう。ネット工作の外注は如何にも経済産業省らしい発想ですが、基本的には税金を使ってやることではありません。また、責任をとれない民間会社がもし、2ちゃんねるWikipediaに意図的な書き込みをすれば大変なことになります。反原発のブログ等も荒らしをするかもしれない。しかし、例えば、このブログは読者の大半が公務員か政治家です
。例えば、表面的な内容のみ読んで私のことを知らない広告代理店がブログを荒らしたらどうなるか?ブログは停止するかもしれませんが、同じ内容を本にしたり、書留で民主党に抗議したり、リアル経済産業省の知人にメールで苦情を送るだけです。ですから、ネット検閲は2つの点で税金の無駄使いです。まず、市民運動家市民運動家のネットワークがあるので下手に荒らすと辻元清美菅直人や福嶋みずほから抗議が来ます。次に、単に2ちゃんねるツイッターやブログやWikipediaの監視に7千万円も支払うことは無駄使いです。ですから、個人情報や名誉毀損は法的に対処して、それ以外の世論はたとえ間違いだろうが経済産業省に都合が悪かろうがスルーした方が沈静化がはやいのです。BSEでうちも住所を晒されたので経済産業省の気持ちはよくわかりますが、スルーした方がダメージは少ない。

林雄介with,you。

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