林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

東北の肉や野菜はセシウムで危ないのか?。(=^▽^=)

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いつもありがとうございます。元官僚で、開運アドバイザーの林雄介です。(=^▽^=)

農水省をリストラされた人間でございますが、TVの東北の野菜や肉を食べるな発言で一関市長が発言した大学教授に抗議しているようです。
まず、大前提として、「大人は食べていい、子供は危険、国が補償して東北の農業を再建すべき」ですよね、発言の要約は。

なぜ、一関市長が激怒したのか理解に苦しみますが、私個人の考えるところを書きます。結論から書くと、「東北の肉と野菜という表現は範囲が広すぎます。まず、セシウムの危険性はわからない。安全か危険かわからないというのが答えだと思うんですね。そういう場合、危険という前提で対処すべきです。ですから、東北産を排斥すべきではありませんが、産地を分散させて給食でも食事でも食べるべきです。特に、セシウム基準値を越えた農畜産物が出ている地域は学校給食の地産地消はやめるべきです。地元のものを食べるなということではなく、産地を分散させて、リスクヘッジをした方がよいのです。私は、福島や東北産の農畜産物を避けることはありませんが、東北産を選んで買うこともありません。全国の農畜産物を分散して食べるようにしています。

次に、国の補償ですが、小沢一郎さん、安住財務相は東北人、鉢呂経済産業大臣農水族です。復興担当大臣も農水族です。歪な形での東北農業への補償ではなく、まず国が土壌等の除せん作業を行い、全て東京電力に請求すべきです。結果としての東京電力の倒産や電気料金の上乗せは受け入れるべきです。ただ、産業の空洞化や中小企業に過度な負担にならないように、極端な値上げは阻止しないといけない。

農畜産物のセシウムの暫定基準値を低くして、国が全量買い上げをして、東京電力そのものの売却で補償するのがベターかもしれません。

あと、一関市長はメールではなく内容証明で文章を送らないとパフォーマンスだと思われますから、公人が抗議するならメールはおかしいと思います。

林雄介with,you。

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