林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

慰籍料と慰謝料。(=^▽^=)なぜ、資格本には誤植が多いのか?。

いつもありがとうございます。元官僚で開運アドバイザーの林雄介です。(=^▽^=)

ご質問がありましたので、記事でお答えさせていただきます。判例集に慰籍料という語句があったのですが、離婚の慰籍料ってあるんですか?という質問ですが、慰謝料の間違いだと思います。で、ローマ字入力で慰籍料はiseki、慰謝料はishaですから、打ち間違いや変換ミスではないと思います。執筆者か編集者が慰謝料と慰籍料の違いを知らないというか法律の知識がないと思います。素人が書いてる。これを自分の本でやられると怖いから、編集会社の担当者の学部を聞くんです。でも、誤植あるんですよ。編集会社は、専門家ではないから語句を間違えますよ。何回もチェックはしますが、なぜか誤植がある。ただ、著者は私ですから私の本の全責任は私にありますから。取材でも学部は聞きますよ。どこから話していいかわからないから…。
判例集や法律書を弁護士等の有資格者が執筆することはありません。ライターさんが書いたのを修正するだけです。で、ライター一本だと専門家じゃないですからね。専門学校で無責任にライター養成講座なんか作るからおかしな本が出回るんですよ。まあ、生活に困ったら教えにいくけど…。
しかし、その修正の仕事も私はしたことがあるので、監修者が読んでいない本もあるでしょうね。有資格者や予備校の講師が直接、執筆しないのは原稿料が安いからです。誰が書いてもほとんど同じなら、ベストセラーなら別ですが、資格本は本人がまず書かない。例えば、弁護士でも私でも資格本を書けますよ。ただ、ライターさんの10倍になりますよ原稿料。で、監修料も数万から10万程度です。誰でも知っている文化人でも50~100万円くらいですよ。私は、監修は基本的に引き受けないことにしているので、監修本はありませんが、監修の依頼もきますよ。ただ、私が監修したら全部、書き換えますよ。名前で買うお客さんに悪いと思うのね。簡単に名前を貸しちゃう人がいますが…。

まあ、薄利多売で文化なんか作れるわけはないですね。

林雄介with,you。

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