林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

大津市いじめ事件、林雄介から読者の公務員と教師、政治家、マスコミの皆様へ、大切なお願い(読者限定)

いつもありがとうございます。林雄介です。

短文で失礼します。大津市いじめ事件で、野田総理国家公安委員長の松原さんの「ご意見メール」を記事に載せました。

ほとんどの固定読者が、公務員のはずです。絶対に、野田総理にご意見メールを入れないで下さい。全国の役場のPCからの閲覧がありますが、公務員は政治活動が禁止されています。役場のPCからご意見メールを入れそうな気がしたので、絶対にやめて下さい。あと、プライベートでもやめて下さい。独立行政法人と教職員もダメです。
完全な民間人以外はダメです。

閲覧しているマスコミ、おそらくは私がお会いした記者も多いと思いますが、特に週刊誌系、加害者家族を精神的に追いつめるのはやめて下さい。私が皆さんにお願いしているのは、大津市大津市教育委員会滋賀県教育委員会における適切な調査と学校の隠蔽工作等の事実確認を行政が行うことです。加害者のつるし上げをマスコミがすることは望んでいません。裁判で係争中の事件ですから、「推定無罪」、家族関係なし。売れるスキャンダラスな記事ではなく、本当にいじめを教師が黙認したのか、隠蔽工作があったのかを、行政と司法が基本的人権を尊重した上で明らかにし、もし、いじめ黙認が事実なら法令に基づく処分を希望します。フライングしないで下さい。

今回、知人の政治家の皆様が結果として巻き込まれることになり、議員会館からブログの閲覧があるたびに申し訳なく思います。ただ、政権与党の内閣のメンバーである以上、社会的問題には誠実に与党も、また野党も取り組むことが政治家のつとめだと思います。青臭いとお思いでしょうが…。

地方議員の読者と首長は、ご意見メールは政治判断に任せますが、純朴でホットな方が多いので、ご意見メールしそうで怖い。いじめ防止議員連盟等を作ってマクロに対応して下さい。支援者を抱えていますから、係争中のミクロな事件の官邸直訴は公人にはオススメできません。
市民力が、いじめ事件の真相究明を望むなら民意として、行政は動くでしょうし、市民力が足りなければ行政は動かないでしょう。民意が、天の声です。

いつもお心配り頂きありがとうございます。

林雄介拝。