林雄介のブログ!(はてな)

作家の林雄介。元農林水産省のキャリア官僚。政治評論家。

中国産タマネギを淡路島産タマネギに偽装した件について。(=^▽^=)偽装業者=超強欲。まるで、バードカフェ。

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いつもありがとうございます。林雄介です。o(^▽^)o

食の偽装はなくせないと思いますよ。中国産タマネギの品質にもよります。ただ、異常なのはアメリカ産タマネギも国産タマネギと表示して販売しているんですね。アメリカ産は土壌の違いがあるから、絶対に偽装はバレます。何回も同じ話を書きましたが、「JAS法」は品質保証ではなく、安全保証が目的の法律です。中国のメラニン牛乳みたいなのが日本でも戦後あったんですよ、命に関わる食品偽装。なので、法律のコンセプトは、「命を守ること」が原点にあります。ほとんどの生産者が守れるレベルまで基準を下げて、「メラニン牛乳(殺人牛乳)とか段ボール肉まんとか」を作るなというのがJAS法です。
中国産でも、品質が高ければ、一番厄介なのは、日本の商社が日本向けに日本のタネを持ち込んで、人件費を安く作っている農作物。これは、同じ品種なら見抜けない。今回発覚したのは、大量に中国から輸入していたから、発覚できただけで、一般流通されたら、どれくらいの人が見抜けるか疑問です。中国クオリティの野菜は見抜けますよ、皆さんも中国クオリティ野菜ならわかります。日本人が栽培指導をしている野菜は、品質管理をしていますから、等級が劣った国産タマネギならわからないと思います。じゃあ、どうして食の偽装が発覚するのでしょうか?。
それは、販売業者が強欲だからです。淡路島産(高級ブランド)、当然、料理人の目利きもクオリティが高い。コシヒカリならバレない。しかし、偽装業者は強欲だから、「中国産米を魚沼産コシヒカリとか、絶対にバレるようなブランドにするから発覚するんです。ウナギも、明らかに中国産と国産では味が違います。中国産はしまりがない。しかし、偽装業者は国産高級ウナギにして売るから発覚するんです。偽装業者=強欲。ゆえに、絶対に偽装はバレます。

林雄介with,you。

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